しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

日曜鋳物師

2006-10-21 14:00:04 | ノンジャンル
 札幌の「日曜鋳物師」おおみたつやさんから、Splitterechoウェブ版掲載の樋上公実子さんの記事についてお褒めをいただきました。
 たつやさんは宇宙の奥底と人間の奥底の両方に鋭い感性を持っておられる作家のようで、そのような方に褒められるのは本当にうれしいことです。
 軽やかに行動しながら、深い闇を覗いておられるかたではないか、とそんなふうに想像しております。
 精緻な世界にご関心のあるかたは「日曜鋳物師のページ」を開いてみてください。
 札幌へ神戸から感謝を込めて。

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心の奥行き

2006-10-17 14:58:35 | 映画
例えば
食堂を経営しているとする


毎日準備万端、あとはお客さんが来るのを待つだけ


だのに
待つだけ待って、結局


ひとりのお客さんも来ない


そんなとき
あなたはどうしますか


まあ大抵の経営者が考えることといったら
悪あがきのようなアイデアばかり



だけど
じっと待つということがどれだけ大変で大切なことかを知っている人ならわかるはず

こんなときほど焦りは禁物だと


そういえば
例えお客さんが来なくてもいつも通り準備万端で
清潔で明るい食堂がどこかにあったような…


そう、あれは映画「かもめ食堂」


主演の小林聡美が演じる女性は
単身フィンランドに渡りヘルシンキで日本食の食堂を営む

ヘルシンキで日本食
そうそうお客は来ない
道行く地元の人たちも珍しそうに眺めるだけ

そんな毎日が続く

だけどせっせと準備する
毎日、毎日



そして夜、
彼女が寝る前に欠かさずすることがある
合気道の基本動作、つまり「カタ」


夜更けの静けさの中
毎夜毎夜ただたんたんと「カタ」を繰り返す

その様は
心の乱れや焦りを自らの内に受け止める儀式のようでもある

静寂の豊かさ


そしてある日
彼女を取り巻く全てのことが少しずつ動き始める




葛藤する心を鎮める奥行き

いつか、わたしの中にも出来るのだろうか
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やまだ書店

2006-10-17 04:16:14 | 本、文学、古書店
神戸市営地下鉄大倉山駅からブラブラ、やまだ書店を久しぶりにおとずれる。

ここはレフトな本が充実した古本屋さん。

「映画となると話はどこからでも始まる」(淀川長治・蓮實重彦・山田宏一の鼎談)¥500‐

「紅蓮亭の狂女」(陳舜臣)¥100‐

「虚空」(埴谷雄高)¥100‐

「デボラの世界」(ハナ・グリーン)¥100‐

以上を購入。

レフトな本は買わなかったけれど、アイザック・ドイッチャーの本のことをたずねると、さすがにご店主はお詳しい。

それにしても、同行したKがブレヒトの「今日の世界は演劇によって再現できるか」を¥100‐で購入したのにはショック。

以前、僕がやっぱり古本屋で買ったときは、確かもっと高い値段で。

やめときゃいいのに、家に帰って裏表紙をめくって確認してみると

「¥1000‐」のシールが。
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書店とメール

2006-10-17 03:02:36 | ノンジャンル
京都の有名な洋書屋さん、至成堂書店にメールで在庫を問い合わせた。

翌日すぐに詳しい返事が来た。

わからないことがあったので、また質問のメールを送った。

翌日また丁寧な返事が届いた。

気持ちよーく買い物をすることができた。


出る出ると言われながらなかなか出ない、デリダの「マルクスの亡霊たち」の翻訳がいつ出るのかと東京の藤原書店に問い合わせた。

翌日やっぱり丁寧なメールが来て、年明けの出版を目指して「鋭意制作中」とのことだった。

気持ちよーく待つことができそうだ。
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のだめカンタービレ

2006-10-17 01:54:05 | ノンジャンル
今日から始まった8chのドラマ「のだめカンタービレ」見ました?今も連載中の音大を舞台にしたコメディだけど玉木宏扮する男の主人公・千秋のプラハでの回想シーンに本物のチェコ・フィル常任指揮者ズデニェク・マーカル氏が出演してたり上野樹里ちゃん(*^-^*)扮する女の主人公・のだめと千秋が一緒に演る曲がモツアルト(のだめ風(?_?))の「二台のピアノのためのソナタ」ゆうちょっとマニアな曲が出て来たりとクラシックファンも普通の人も両方楽しめる。流石ベストセラー。音楽監修がN響ソロ・オーボエ奏者茂木大輔氏。ちょっとタレント?
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国立国際美術館

2006-10-17 01:51:28 | 美術
雑誌の招待券プレゼントに応募したら当たりましたv(^^)v大阪・中之島・国立国際美術館である「エッセンシャル・ペインティング」1990年以降のヨーロッパとアメリカの絵画。ちらしによると1990年代は戦後の美術界を支配してきたアメリカ主導の美術観が再検討を迫られ世界各地の都市で美術をめぐる環境が激変、現代の感性や価値観に寝ざし、前衛に対するこだわりからは解放されてその新鮮な具象的絵画だとか。なかなか面白そうです。何時行こうかな~
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野平一郎!

2006-10-17 01:48:32 | 音楽
今日は野平さん・神戸市室内合奏団。決して上手いとは言えないオケをよくぞここ迄引き上げた感じ(^-^)野平作品自作自演はコンマス井上隆平氏のソロなかなか良し。野平さんはピアノは勿論だが特に素晴らしいのがテンポ設定が記譜通りかつここしかないという絶妙さ。ラルゲットがラルゴにもアンダンテにもならない、きっちりラルゲット!神戸市室内は大分良くはなったが全体に音が硬いのと弦がもっと鳴って欲しい。指揮者によってはタテもバラける。個人は悪くないからマエストロ・ボッセともう一人オケトレ出来る指揮者を置くと上手くなる!
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