しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

神戸市バスの運転士さんに感謝

2012-07-05 21:31:00 | 都市
 水曜日(4日)のことです。
 夜、家に帰るのに、バスに乗ったんです。
 JR三ノ宮駅から麻耶ケーブル行きの最終便です。
 神戸の市バスです。

 野崎通3丁目の停留所で降りようとすると、運転士さんがいきなり手を遮断機のように差し出して、止めるんです。
 神戸の市バスは降車口が前にあるものですから、そのような遮断機の役割を運転士さんができるのです。
 なんのことかわからないので、ちょっと呆然(ぼうぜん)となって突っ立つことになったんです。

 すると、運転士さんが「自転車」って、言うんです。
 運転士さんがそう言ったとたん、バスの降車口とバス停の標識との狭い空間(むろん歩道)を自転車がかなりのスピードで走り過ぎていったんです。
 若い男性が乗っていました。
 無灯だったと思います。

 やっとわかりました。
 運転士さんがバックミラーで自転車の接近に気がついて、危ない、ととっさの行動をとってくれたのでした。

 歩きはじめて、ぞっとしました。
 あのまま、もし降りていたら、たぶんぶつかっていたと思います。
 ぼくは腰と膝が悪いものですから、おそらく立ち上がれなかったろうと思います。
 運転士さんの機転のおかげで、ぼくは大けがをせずに済みましたし、おそらくそれで、その自転車の若者も救われたろうと思います(本人はそんなこと考えもしなかったでしょうが…)。

 ここ数年、神戸市の市バスの評判が市民の間でとてもよくなっています。
 昔はまるで暴走族のような運転士さんが坂道を疾走したり、まだドアが閉まりきっていないのに発車したり、ばんばん急ブレーキをかけたり、危なくってしかたがなかったのですが、ある日とつぜん運転士さんみんなのマナーがよくなって、まあ、それもいつまで続くことやら、と疑っていたのですが、もうたぶん五年以上もずっと続いているんです。、
 これはもう本物でしょう。
 ぼくの記憶が間違っていなければ、老人の無料パスが廃止されて、老人も一部料金を払うようになった、その前後から変化が始まったかなあ、と思うのですが。
 ただ、これは定かではありません。

 運転士さんが市民に信頼されるようになったからでしょうか。
 乗客の中にも、昔のように運転士さんに悪態をつくような人は見られなくなったように思います。

 このROUJINは水曜日の運転士さんに深く感謝しています。
 それで、このブログを借りました。