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オーパーツを探そう! ~バクダッドの古代電池~

2008-07-27 | オーパーツを探そう!
1800年、偉大な発明がなされました。
化学反応を電流に変換する機械、電池です。
この発明が人類に様々な恩恵をもたらしたのは、
皆さんご存知の通りです。

しかし、1932年、驚くべき発見がされました。
舞台はイラクの首都、バグダッド。
ここにあるホイヤットランプファ遺跡から奇妙なツボが発見されたのです。

粘土製のもので、高さは15センチほど、
内部に銅製の筒と、鉄の棒が入っており、
ツボの上部はアスファルトで塞がれていました。

ササン朝時代に製作されたとされるこのツボは
およそ1800年前のものです。
直ちにこれらのツボはイラク国立博物館研究所で調査が開始されました。
すると、驚くべき事実が判明したのです。

このツボの内部を酸性の液体で満たし、
銅製の筒と、筒に触れないようにアスファルトで固定した鉄棒を
内部に入れると微弱ながら電気が発生したというのです。

つまり、このツボは電池だった可能性があるのです。


電池が発明されたのは前述の通り1800年です。
つまりそれよりも1600年も昔に古代の人々は電池を発明していたことになります。
こんなに昔に電池があったのならば、その電力は何をするために使用されていたのでしょうか?


宗教で祭事を行うための照明や、神官が祈る際の器具などでしょうか。
内部の酸性の液体は酢やワインを入れたのではないかと推測されており、
これまた神事に使用された可能性を示唆しています。




すごいぞ!古代の神官ども!!!(決め付け)



・・・ところが、実はこの電池、欠陥があったのです。
発見された際、上部がアスファルトで塞がれていたのですが、
この状態で電力を発生させると、酸素の供給がすぐになくなり、
電力が発生しなくなるのです。

また、ワインや酢では電力が微弱すぎて発光や機械の電力供給には
不十分だったというのです。

結論として、現在ではこの電池に似たツボは
巻物を中に保管しておくものだったのではないかという説が強くなっています。

ツボの内部からパピルスの破片が見つかったものもあり、
実験で電力が発生したのは、たまたま電池に似た構造だったからでは
ないかと言う事です。



しかし、偶然とはいえ、電池によく似たものが古代に存在したのは
とても不思議なことです。
もしかしたら神官の中には、中にこっそりワインを入れて、
あとで呑もうとしていたらびりっときてしまった、
なんてやつもいるかもしれませんねwww

まだ神官にこだわる

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