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聖痕現象

2005-11-22 | 不思議な事件簿
聖痕(せいこん)という現象をご存知ですか?
聖痕とは献身的なキリスト教徒に起こりやすく、磔(はりつけ)にされたイエス・キリストが受けた傷と同じ場所に傷ができる現象のことです。

具体的には『茨(いばら)の冠を乗せた頭・釘で打たれた両手足・槍で刺されたわき腹』に多く出ます。
とりわけ掌と手の甲には、聖痕の発現が多いそうです。

聖痕は、突然 手や足から血が出たり、あざができたりします。
たいていの場合、傷なので痛いそうですが、中には痛みを伴わないものもあるそうです。
また、イエス・キリストの足の傷からでた血は重力に逆らって上へと昇っていったそうですが、聖痕でもまれに血が上に昇るそうです。

さらに、聖痕は復活祭の前日に起こることが多く、キリストの復活と関係しているという意見もあります。

このように、『奇跡』として有名な聖痕現象ですが、敬虔な信者に多く現れることから『思い込み』の可能性も示唆されています。
思い込みの激しい人(ヒステリーを起こしやすい人という報告も)に催眠術でただの棒を焼けた棒だと思い込ませます。
その人に棒を押し付けると、まるでやけどのように水ぶくれができたそうです
このことから、信心深いあまりにキリストが受けた傷を思い悩んで自身にも傷が生じたとする説です。

この説の証拠として以下のことがあげられます。
まず、掌にできやすい聖痕ですが、これはイエス・キリストが磔にされたときに釘を打たれた場所だからだといわれています。
しかし、掌の骨では体重を支えることができないため、最近ではキリストは手首に釘を打たれたと言われています。
これが本当ならば『キリストの受けた傷と同じ場所に出てくる』はずの聖痕は手首に出るはずです。

また、聖痕はその人が普段見慣れている宗教絵画などに影響されやすいこともわかっています。
たとえば、イエス・キリストが槍を受けた場所は、右わき腹とも左わき腹とも言われていますが定かではありません。
そのため、絵画では左わき腹から刺されているものもあればその逆もあります。
しかし、聖痕は普段『左わき腹を刺されている絵画』を見ている人は左わき腹、『右わき腹を刺されている絵画』を見ている人は右わき腹に現れるそうです。

これらのことから、現在では『思い込み説』が有力です。
しかし、中には科学でどうしても説明できないものもあり、『奇跡』と呼ばざるを得ない聖痕現象も存在します。
あなたはどう思いますか?


一般的には熱い棒だと思わせるとやけどができるなんていいますが実際はどうなんでしょうか?
思い込みだけで細胞って変化するんですかねぇ?
でも、車酔いや好き嫌いは「酔った」「吐いた」といった記憶が関係しているようなのでもしかしたらあるかもしれませんね。

ちなみに、聖痕現象を主張する者の中には「目立ちたい」とか、「お金」目的で自傷する者もいるそうなので簡単に信じてはいけないですね



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1 コメント

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あ、でも・・・ (ラテラ)
2005-11-22 17:49:31
キリストだけでなくて、

自分の子供が傷をおったときに

母親が同じようになったとかっていうのも聴いたことあるなぁ・・・
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