EWFメドレー~ Liveレポート(#527)

2009年10月06日 | LIVE レポート
Larry Graham & Brian Culbertson with FUNK ALL STARS

タイトルに少々問題があるのかなあ?と思いました。私としては全く予想通りの流れであったのですが、mixiあたりではLarry目当てで来場していた客が、なかなか出てこなかった事に苛立ちを覚えたと言うコメントを残していた事。確かにこのネーミングでは出づっぱり?とも受け取れる。むしろ【Brian Culbertson FUNK ALL STARS Featuring Larry Graham】的なネーミングなら、そう言ったファンも納得したであろうか。まあセールス的に考えるとLarryを頭に持って来た方が効果的であるから致し方ないだろう。

このオールスターズの一角を形成するのが元EWFの二人。後期のEWFを支えたGuitar/vocalのSheldon Reynoldsは最初から登場した。ごついイメージがあったが、痩せてかなり老けた感じ。FUNKビートに身体を動かす事もなく、首から上と目だけ動いてる印象。まるで動物園のキリンを彷彿させる佇まいだ。もしかして軽い脳梗塞を患ったのでは?ただ不思議と出てくる音はしっかりしている。EWFメドレーではしっかり歌っていた。

Larry Dunnは二曲目からの登場!全盛期を支えたKeyb.プレイヤーである。Brianがとてもリスペクトしているのが良く伝わってきた。やはりかなり老けたが、プレイは全然衰えていない。フューチャリングソロの場面ではmini-moogとFender Rhodesを使用、それらの音色やプレイが当時にタイムスリップさせてくれたかのよう。そうそう!これは私が大好きだったEWFのサウンドである。改めてLarry Dunnの存在が大きかった事を認識させられた。あんまり期待していなかったんです、ホントに申し訳無い!そしてありがとう!

SheldonはMaurice Whiteが引退した後、彼のパートを担当したので、もしかして少しEWFの曲をやってくれるかなあ?とは思ってましたが、いやいや、怒涛の
【Earth Wind & Fire Medley】に会場は熱狂の渦!これがフィーバーだよ、フィーバー!

それも最初にやったのは、私がリアルタイムで最初に聴いたヒットナンバー『Getaway』ですよ、もうヤバイ!その後、Larry Dunnが小さな箱状の物を持ったなと思ったら、何とKalimbaである。弾きながらステージ中央に。いやあ、こりゃ全にEWFのステージだあ~!

お次は『Serpentine Fire』、こりゃ意外な曲がキター!あれ?アルバムの一曲目が続く。もしかして...


Shining Starだ~!やはりアルバム一曲目攻撃であった。SaxのMarqueal JordanがPhillp Bailey役をやるが、これがまたなかなか結構イケてる。Vocalパートに関してはSheldon以外に歌える人がいるかどうかもわからなかったので、正直こんなにEWFの曲をやるとは思ってませんでした。Keyb.のEddie Millerがコーラスをやるので、最低限のハーモニーになってたし、何しろ客が歌うから大丈夫(笑)!

この後はEWFファンならずとも知っている『Let's Groove』と『September』で会場はマックス状態!留めに『After The Love Has Gone 』をやってEWFメドレーはおしまい。BrianはTb.を中心に縦横無尽に動きつづけた(笑)。彼の弱点は歌えない事かな?鍵盤を逆向きにFUNKなソロを聴かせてくれた時にはのけ反った(笑)。

この後Larryが出てくるんだが、あんだけフィーバーした後にあれだけ持って行っちゃうんだから、やっぱFUNKの横綱である。飛車角抜きのEWFでは露払い、差し詰めBrianは太刀持ちと言ったところか?

次はG.C.S.での再来日を期待したい!





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