FUNKなLiveアルバム #12 (#583)~The O'jays

2010年05月04日 | soul,r&b
昨年The O'jaysの看板シンガー【Eddie Levert】が来日して67歳ながらまだまだバリバリの現役である事を証明して帰った。欲を言えばThe O'jaysの3人で来て欲しかったが...


その彼らも1974年にLiveアルバムを出していた。

The O'Jays - Live in London



1972年にPhilladelphia Internationalに移籍直後、『Backstabbers』を全米#3/R&B #1と大ヒットさせブレークするが、翌年さらに『Love Train』を全米#1/R&B #1に送り込み、その地位を揺るぎないものにする。

その翌年のLiveであるからもう人気絶頂期であった。オリジナルメンバーであるWilliam Powellもまだ健在であった('77年にガンで35歳の若さで亡くなった)。

さてではA面からいってみよう。

ただ断っておかなければいけないのは、今回貼り付けたyoutube映像はこのLiveのものではありませんのでご了承下さい。

これはyoutubeにも無かったのでアップできませんでしたが、Introductionがまたかっちょいいのです。それに続いて『Love Train』と同じ路線であるファストテンポのナンバー『Put Your Hands Together』がメドレーで演奏されている。Love Trainから見ると少しGospelっぽさが加味された感じですね。Philladelphia Internationalからの2ndアルバム【Ship Ahoy】のトップを飾る曲。全米#10/R&B #2。

The O'Jays - Put Your Hands Together



続いて1stアルバム【Backstabbers】のトップを飾るFUNKナンバー。

The O'Jays - When The World's at Peace


このGrooveは2ndアルバム収録の名FUNKナンバー『For The Love Of Money 』に受け継がれる。

この後はなぜか【New Birth】のヒットナンバー『Wild Flower』、今となっては有名な話だが、オリジナルはCanadaのバンド【Skylark】のナンバーであり、そのメンバーには後にプロデューサーとしてブレイクするDavid Fosterがいた。このThe O'jaysのコーラスがめっちゃかっちょいいのです。あ、今回はFUNKなアルバムと言うことでバラードは貼り付けませんので悪しからず~。

終盤アコピからエレピに変わってGospel調になるところがまたかっちょいい!聞きたい人は是非CDを買いましょう。

B面に移ると彼らの代表的ナンバー『Backstabbers』、イントロはよく知られているPianoのかき鳴らしではない。このツアーの時のオリジナルアレンジであろうか?他のLiveではほとんどPianoのかき鳴らしである。一度終わったふりをして始まる後半のJam見たいなところがまたいい。

The O'jays - Back Stabbers




2曲目は名曲スローバラード『Sunshine』、これこそまさにEddie Levertの真骨頂である。もちろん貼り付けないが「聴け!」って感じです(笑)。

最後はあまりFUNKではないが、彼ら最大のヒットナンバー『Love Train』でおしまい。

The O'Jays - Love Train (Stereo)


このLPは結構聴き込みましたがさらにCDも買ってしまいました。Vocal Groupですが、The TemptationsバリのFUNKナンバーが得意、これはThe Dramaticsなんかにも言える事ですね。BalladだけでなくDanceものもめっちゃイケる、だからここまで長い間生き残ってきたのでしょう。

是非今度は3人揃って来日して欲しいものです。