美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

早春賦 オオイヌノフグリ

2010年02月25日 | 風流

  今日関東地方は「春一番」が吹いた。

  というわけ、早春、初春とすべきだろうが、初春では正月がイメージされるので、早春。

 

  小さな花だけれど名前は「大犬」がつく。

  イヌノフグリという在来種もあるが、探すのは大変らしい。だから私も観たことがない。

  草野心平のいう「いぬのふぐりがさいている」は、どちらだったのだろうか?

  

  春の歌   草野心平

  ほっ まぶしいな。
  ほっ うれしいな。
  みずは つるつる。  
  かぜは そよそよ。  
  ケルルン クック。  
  ああいいにおいだ。  
  ケルルン クック。  
 
  ほっ いぬのふぐりがさいている。  
  ほっ おおきなくもがうごいてくる。  
 
  ケルルン クック。  
  ケルルン クック。

 

 しかしながら、ネットには、しっかりとそのイヌノフグリが咲いている(アップされている)。

 

確かに似てはいるが違う花だ。


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