【これがいいのだ】
雨が降りそうで降らない時、
「雨が降らなくてよかった」と思うのか、
「雨が降りそうでいやだなあ」と思うのか、
どちらでしょう。
良い方向に考えるのか、悪い方向に考えるのかによっても、
気分は浮き沈みします。
これでいいのだ。
これがいいのだ。
いつもそんな風に思っていたいです。
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これは、自閉症の作家・東田直樹さんが、
5月31日に、御自身のブログで発表されたエッセイです。
「これでいいのだ」は、
あの有名な「バカボンのパパ」の名言ですが、
この言葉には、実に深い意味があると思います。
全てを受け止め、容認する懐の深さを感じるからです。
何か失敗をした時、受け入れたくない事態が起きた時、
「これでいいのだ。」と呟いてみると、ふっと心が軽くなることがあります。
まだお若い東田さんが、
バカボンのパパの存在を御存知であるかどうかは分からないのですが、
「これがいいのだ」にも、同様な意味があります。
いや、「これが」と言っている分、
「これで」よりも、強い意志を感じるのです。
より一層、前向きのニュアンスが含まれているように思います。
なんとなく辛い時、
「これでいいのだ。」「これがいいのだ。」と呟いてみるのは、
気持ちを楽にするためには良い方法かもしれません。