ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

高等部を卒業したらバスに乗って来ます。そして。。。

2022-03-29 | 自閉症児 M君の不思議

先日の、マサ君(特別支援校 高1)の
レッスンの時のことです。

マサ君は今、
ブルグミューラーのアラベスクに挑戦しているのですが、
難しくて、少々難航しています。

今迄には無かった事ですが、レッスン中に
「面倒くさい。」と言ったりしています

 

なので私は、マサ君に話しかけます。

「マサ君、高等部を卒業したら、
ピアノはどうするんだっけ?」

「高等部を卒業したら、ピアノも卒業します。」

「先生、寂しいなぁ。。。」

「大丈夫です。遊びに来ます。」

「ほんと?」

「はい、◯◯行きのバスに乗って、◎◎駅で降ります。」

 

マサ君は高等部に進んでからは、
学校にも路線バスに乗って通学しているので、

1人でバスに乗れる事が嬉しくてしょうがないのです。

なので、最近は よくバスの話をしてくれます。

 

「でも、◎◎駅から先生の家は結構遠いよね。
どうする?」

「◎◎駅に着いたら、先生に電話します。」

「分かった。
電話貰ったら、車で◎◎駅まで迎えに行くね。」

「はい。」

 

ここまでは、最近、毎回する会話です。

マサ君は、同じ会話が大好きなので、
ここ数ヶ月は、この会話がルーティーンになっています。

 

 

するとマサ君は、突然言いました

「お腹が減ります。」

「えっ?」

「お昼ですからお腹が減ります。」

「あぁ、◎◎駅に着くのは お昼頃になるのですね?」

「はい。お昼頃です。」

「だったら、どこかレストランに行っちゃう?」

「はい。レストランに行きます。」

「じゃあね、マサ君の好きなレストランに行こうね。」

「はい。」

「どこのレストランに行こうかなぁ。」

「**です。」

マサ君は、うどん屋さんの名前を言いました。

 

「マサ君、うどんが好きなの?」

「はい。好きです。」

「じゃあ、一緒に**に行こうね。」

「はい。」

 

マサ君は、そう頷いて、ニッコリ笑いました。

その後は、レッスンにも集中してくれて、
充実したレッスンが出来ました

 

 

マサ君と一緒に うどん屋さんかぁ。。。

すごく楽しそう

その日が来るのが楽しみで、
ネットで、**のサイトを開いては
メニューを吟味している ららみ先生です

 

 

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東田直樹さんとお母様のオンライン講演会のお知らせ

2022-03-25 | 自閉症の作家・東田直樹さん
4月2日は、
【世界自閉症啓発デー】です。
 
その日に、東田直樹さんと
お母様の 講演会があります。
 
私は、レッスンなので拝聴出来ないのですが
御都合のつく方は是非

 

~~~~~~~

東田直樹さんのTwitterより

 

4月2日、オンライン講演会のお知らせです。

どうぞよろしくお願いします!

【世界自閉症啓発デー】

オンライン特別イベント 

作家・東田直樹(自閉症当事者)+母・東田美紀「自閉症を知ってください」

- パスマーケット 2022/4/2(土) 14:00~

【世界自閉症啓発デー】オンライン特別イベント 作家・東田直樹(自閉症当事者)+母・東田美紀「自閉症を知ってください」 イベント画像1

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01peh1r5pr721.html

 

【チケットの種類】
 
①視聴チケット(税込2,000円)
 
②サイン本つきチケット「A」(税込2,500円)
※サイン入り書籍(1冊):『あるがままに自閉症です』
 
③サイン本つきチケット「B」(税込2,600円)
※サイン入り書籍(1冊):『跳びはねる思考』
 
④サイン本つきチケット「C」(税込2,600円)
※サイン入り書籍(1冊):『ありがとうは僕の耳にこだまする』
 
 
<ご注意! サイン本付き視聴チケットについて>
※サイン本は、お申込み時にご登録いただいた住所にお送りします。お間違えのないよう、ご注意ください。また、発送は、講座終了1週間以内を予定しています。「4月12日」を過ぎても書籍が届かない場合は、下記事務局までメールにてご連絡ください。
 
※ 海外発送はいたしません
 
 
 
【講演内容】
 
①東田直樹+東田美紀 ご挨拶
②東田直樹 講演「自閉症という障害とともに」
③東田美紀 講演「自閉症の息子が文章を書けるようになるまでに行った三つの大切なこと」
④質疑応答
 
※内容は変更になる可能性がございます。ご質問が少ない場合は、15時前に終了いたします。
 
~~~~~~~
 
 

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楽譜の中に、ウクライナの国旗があります!

2022-03-21 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

ルイ君(特別支援校・中2)の楽譜は、
色音符です。

新しい曲を練習する度に
私が音符に色を付けています。

音符に色を付けると
譜読みが楽になるからです。

 

勿論それとは別に、五線譜を使って、
音符の読み書きの練習はしています。

なので、ルイ君は、
音符を だいたい読めるのですが、

それでも、ピアノを弾く時は、
色音符の方が安心するみたいです。

 

ある日のレッスンのことです。

ルイ君は、楽譜を見ながら
「先生、楽譜の中に ウクライナの国旗があります

と言いました。

ルイ君が指さす音符を見ると、
黄色の音符と、空色の音符が和音になっていて、

あたかもウクライナの国旗みたいでした。

 

「あら、本当だ。
ルイ君、よく見つけたましたね

「はい、見つけました。」

「ルイ君は、国旗まで詳しいんですね。
さすが中学生 素晴らしいですね。」

私がそう言うと、
ルイ君は嬉しそうに頷き

「先生、ここにはフランスの国旗があります。」

「ここは、ドイツの国旗みたいです。」

と、次々と音符を指さして、
得意そうに教えてくれました。

 

楽譜の中に国旗を見つける
ルイ君の感受性に、
しみじみ感心したひとこまでした。

 

 

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レッスンの時、斜め後ろに座る~その意外なメリット

2022-03-16 | ピアノ教室

トモアキ君は、超進学高校の1年生です。

厳しめの運動部にも入っていて、
まさに文武両道

そして、ピアノまで習っているのですから
素晴らしいです

 

そんなトモアキ君のお母様の悩みは、
トモアキ君の反抗期。

家庭内では口を閉ざし、
必要最小限の会話しかしない為、

トモアキ君が、何を考えているのか、
さっぱり分からない。。。

と仰います。

 

去年、学校の個人面談で、
進路について話し合いがあったそうですが、

トモアキ君の意外な気持を知り、
仰天したとのこと。

つまり、トモアキ君は、
お母様が思っていた進路とは真逆の方向へ
進もうとしているらしく。。。

心底ビックリしました!
と語っていらっしゃいました。

 

実は、その事について、私は以前から、
トモアキ君の気持ちを聞いていました。

すごく熱心に語るので、
御家庭でも、話し合い済みだとばかり思っていたのです。

大事な事は、親には言わない~

これは、反抗期の男子あるあるなので、
私の中では、想定内ではありますが。

 

それでは、何故、私には心を開いて、
色々と語ってくれるのか?

それは、私がトモアキ君の
斜め後ろに座っているからかな、と思います。

トモアキ君と斜め後ろに座っている私は、
絶対に眼が合うことがありません。

お互いの表情が見えないので、
気負う事無く 話し合う事ができます。

なので、トモアキ君は時々、
レッスンが終わった後も前を向いて喋り続け、

気が付いたら結構な時間が経っていて。。。

などと云う事も、しょっちゅうあるのです。

 

そう言えば、以前 ママ友のひとりが

「息子、家では全く喋らないけど、
車の中だと結構喋ってくれる。」

と言っていました。

斜め後ろに座るということは、
車の中のような感じなのかもしれません。

意外なメリットもありますね。

 

 

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自閉症の僕が「世界に影響を与える30歳未満の30人」になるまで

2022-03-10 | 自閉症の作家・東田直樹さん

東田直樹さんのホームページより

 

2021年12月4日にKADOKAWAセミナーでお話させていただきました。

そのときのレポートがKADOKAWAセミナーの

ホームページにアップされています。

読んでいただければ嬉しいです。

自閉症の人にとって、自分の状態を人に教えることは大変です。

とても難しいと感じている人が多いのではないでしょうか。

理由のひとつは、自分の様子を何に例えて説明するといいのかわからないからだと思います。

僕もいつも、これでわかってもらえるだろうかと悩みながら発信しています。

近いうちにまた登壇できればと思っています。

その時には新しいテーマをご用意します。

ご参加いただければと思います。

KADOKAWAセミナーレポート

Twitterやってます。

よろしければご覧ください

東田直樹Twitter

 

~~~~~~~

 

東田さんの存在は、
私がレッスンを行う時の、道しるべになっています。

喋れない、或いは、
ぎこちない言葉しか喋れない方々に接した時、

私達はつい、
「きっと難しい事は分からないだろう」
と思いがちです。

しかし、決してそうではありません。

 

喋れなくても、
内面では多くの事を考え、
豊かな感受性を併せ持っている。

以上のことを、
私は、東田さんから学びました。

そう思いながらレッスンをすると、
実に多くの発見や、
素晴らしい感動があるのです。

東田さんの存在を知って、
本当に良かったと私は思います。

 

今回のセミナーレポートは、
お母様の地道な努力にも触れています。

KADOKAWAのセミナーレポート、
是非、お読み下さい

 

 

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