ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

川崎の事件と「なつぞら」

2019-05-31 | 日記

令和に入ってから、辛い事件が続いています。 

池袋の交通事故にしろ、今回の川崎の事件にしろ、
子供が犠牲になるのが居たたまれません。 

犠牲になられた方々には、
心より御冥福をお祈りしたいと思います。 

 

ところで、川崎の殺傷事件の犯人は、
伯父夫婦の許で育てられた~と報道されていました。 

そして、伯父の子ども、つまり犯人の従姉は、
カリタス小学校に通っていた~とも言われています。 

やはり、犯人は、カリタス小学校に、
特別な思いがあったのでしょう。 

同じ家に住んでいても、
従姉達と自分とは、明らかに違うのだ~と云うことを、 

常に思いながら過ごしていたのだと思われます。 

 

だからと言って、犯人を擁護するつもりは全くありません。 

どんな理由があろうと、あのような行為に出るのは
許されない事だからです。 

 

犯人は、親戚の家族に、途中から引き取られ、
その中で大きくなりました。 

そして、それに似たパターンは、
今現在放映中の朝ドラ「なつぞら」でも見る事が出来ます。 

主人公の「なつ」は、
父親の戦友の家で、18歳まで育てて貰ったからです。 

 

「なつ」の場合は、真っ直ぐに育ち、
育ての家族とも強い絆で結ばれていて、
理想的な関係を築いてきました。 

育ての家族には、同じ年頃の姉妹が居ますし、
一つ屋根の中で過ごすうちには、
いざこざが有ったに違いないのに、です。 

これはドラマだから。。。 

と言ってしまえばそれまでなのですが。 

 

犯人にも、誰か1人でも、心を許せる人が居たら、
こんな事件は起こらなかったかも。。。 

今朝は、そんな事を思いながら
「なつぞら」を観たのでした。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ にほんブログ村

コメント (2)

音符の【符】は何年生で習うの?

2019-05-30 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

先週のルイ君(小6・広汎性発達障がい)のレッスンの時の事です。

私は、ルイ君の楽譜に
「音符の長さに気をつけましょう!」と書きました。

すると、漢字が大好きなルイ君は

「先生、音符の符と云う字は、何年生で習いますか?」と尋ねました。

「う~ん、何年生かな?6年生位かな?」と私。

「じゃあ、調べてください。」と言われたので、
私はスマホで調べてみました。

でも、慣れないスマホ検索に、モタモタしてしまいました

すると、ルイ君は
「やっぱり、家で調べます。」と、気を遣ってくれました。

「そう?お願いしても良いかな~」

「はい、調べてきます。」と、ルイ君はキッパリと言いました。

 

そして先日のレッスンの時。。。

ルイ君はピアノの椅子に座るなり

「先生、【符】の字は、中学で習う字でした。」と言いました。

「まあわざわざ調べてくれたの?」

「はい。」

「中学で習う漢字だったんだね。」

「はい。」

「それなのに、ルイ君は何時もちゃんと読めるよね。」

「はい。」

「それに、先生とお約束をした事を ちゃんと覚えていて、
きちんと調べてくれてありがとうね。」

「どういたしまして。」と、ルイ君は、とても得意そうでした。

 

ルイ君の、几帳面で誠実な人柄を表す、素敵なエピソードでした

コメント

カーネーションを差し上げたら。。。

2019-05-29 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

一昨日は、ルイ君(小6・広汎性発達障がい)のレッスンでした。

ルイ君は、本当は土曜日がレッスン日なのですが、
運動会と重なった為、一昨日の振替レッスンとなりました。

ルイ君は この数週間、運動会の疲れで調子が悪く、
レッスン中も、なかなか集中出来なかったのです。

なので私は、運動会が終わった後のレッスンを楽しみにしていました。

 

運動会が終わったからか、ルイ君は気持ちも落ち着いていて、
レッスンも集中して臨んでくれたように思います。

特に リズム打ちは、初めて4小節に挑戦したのですが、
3回程で覚えることが出来ました。

1年前は、1小節ですら覚えるのが難しかったのですから、
大きな進歩だと思います。

ルイ君は、まだまだ伸びしろがあるようです。

 

ところで一昨日は、友人からカーネーションを沢山頂きました。

友人は、カーネーション農家に行き、沢山摘んできたのだそうです。

なので私は、その一部を綺麗に切って小さな束にして、
ルイ君のお母様に差し上げました。

するとルイ君のお母様は、涙を浮かべて喜んでくださいました。

こんな些細なことで、これ程までに感激されて、
私の方が感動しました。

なんだか、とても嬉しい出来事でした

コメント

京都大学に進学しました!

2019-05-27 | ピアノ教室

昨日は、とても嬉しいことがありました。

中学3年生まで指導したKちゃんのお母様から 久しぶりに電話があり

「娘は、京都大学に進学しました」とのこと

「まあおめでとうございますやっぱり、そうだったんですね」と私。

 

なんか、そんな気がしていたのです。

Kちゃんは小学生の頃から、京都大学の話を度々していました。

大好きなお父様が、京都大学出身なのだそうです。

そんな背景も有り、
Kちゃんは京都大学に進学するだろうな~と私は以前から思っていたのです。

 

Kちゃんは、もともと聡明なお嬢さんでしたが、
それ以上に、努力を厭わない子でした。

勉強が大好きで、ちょっとした待ち時間でさえ、
教科書を広げていたように記憶しています。

中学に入った時からも、成績は たいてい1番で、
県下一の進学校に 余裕で入れる成績でありながら、

「受験勉強に専念したいからピアノは辞めます。」

と言って、中3の6月にピアノを辞めてしまいました。

辞める時に、ハラハラと涙をこぼしていたのが印象的でした。

 

そんなKちゃんは、高校に入ってからも真面目に勉強をしたそうです。

宿題は勿論完璧にこなし、先生の言う通り問題集は3周し、
全ての教科を、決して手を抜くことはなかったとのこと。

なので、塾にも予備校にも行かず、
分からないところは学校の先生に徹底的に質問し、現役合格となりました。

本当に素晴らしいな~と思いました。

 

今年はCちゃんが、J大学に進学したし~https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20181210

去年はH君が、T外語大学に進学したし~https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20180401

生徒さん達の躍進が、本当に嬉しいです

コメント

小1でインヴェンションを初見で弾く子

2019-05-25 | ピアノ教室

そういえば。。。

東大の構内を歩きながら、
20年位前に指導していたシュン君(仮名)のことを思い出しました。

シュン君は、長男が幼稚園に入る前に通っていた
幼児クラブで出会った男の子です。

 

いわゆる年少さんのある日のこと、
シュン君が その教室で「思い出のアルバム」を片手で弾いていました。

上手にキチンと弾いていたので、お母様に

「シュン君、ピアノが上手ですね。
どれくらい習っているのですか?」と尋ねました。

4歳になるかならないかの年齢にしては、素晴らしい
と思ったのです。

するとお母様は意外にも
「ピアノは習っていないのですよ。」と仰いました。

「まあ習っていないのに、あんなに弾けるなんて、素晴らしいですね。
すぐに習わせた方がいいですよ。」

とお伝えしました。

 

そんな経緯があり、シュン君は私の教室でピアノを習い始めました。

シュン君は、群を抜いて飲み込みが早く、あっと言う間にメキメキと上達して、

小学校1年生の頃には、バッハのインヴェンションが弾けるようになりました。

しかも、私が1回お手本を弾き、

次に、シュン君に片手ずつ1回弾かせ、

試しに両手で弾かせてみると、その場で弾けてしまうのです

一般的に、バッハの曲は初見が難しいと思うのですが、
小1のシュン君にとっては、簡単なことのようでした。

その頃シュン君は、暗算にも凝っていて、
6桁位の足し算や引き算は、暗算で簡単に出来ました。

算盤を習ってもいないのに、です。

そういえば5歳の頃には、世界の国旗も全て暗記していました。

とにかく、何でも出来て、何でもすぐに覚えてしまうので、

シュン君のレッスンは、
私にとって楽しみで有り緊張の時間でもあり。。。

といった感じでした。

 

そんなシュン君は、小1の3月に、アメリカに引っ越してしまいました。

お父様が、海外勤務になったのです。

確か、中学生の頃まで、アメリカに住んでいたと思います。

その後日本に戻ったシュン君は、
県下一の進学校に入り、東京大学に現役で合格したと伺いました。

【栴檀は双葉より芳し】そんな言葉を彷彿とさせるシュン君のことを、
五月祭の構内を歩きながら、思い出したのでした。

コメント

メッセージ

メッセージを送る