ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

人は細胞レベルで上を目指す

2019-03-30 | 自閉症の作家・東田直樹さん

【階段】

階段を見ると、歩きたくなります。

下がる階段より、上る階段の方が余計にです。

同じ階段なのに、どうしてなのでしょう。

上ることに対して、気持ち以上に

体が反応するからではないでしょうか。

人は、細胞レベルで、

いつも上を目指しているのだと思います。


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これは、自閉症の作家・東田直樹さんが、

3月29日に、御自身のブログで発表されたエッセイです。


確かにそうです

去年の8月に、理稀ちゃんが行方不明になった時

スーパーボランティアの尾畠春夫さんが仰った名言

【子どもは上に登る習性があるから、山側を探す】

この事に気が付いて、実行に移した尾畠さんは素晴らしいです

https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20180816

 

そして、人は【細胞レベル】で上を目指す~と云うことに気が付いた
東田さんも凄いです

 

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宮沢賢治に共通するもの

2019-03-28 | 読書、文学など

(昨日の続きです。。。

メアリーさん(仮名)と喋っていた時に、
ノーベル文学賞受賞作家 カズオ・イシグロさんの話になりました。

カズオ・イシグロさんは、日本人でありながら
幼少の時にイギリスに渡り、その後ずっとイギリスで生活しています。

つまり、アイデンティティはイギリス人なのだと思います。

 

そして、イギリス人のメアリーさんは、30年以上前に日本に来られました。

その後、日本人と御結婚されて、今は某大学で教鞭を執っていらっしゃいます。

私は、人生の半分以上を異国の地で暮らしているメアリーさんに、
カズオ・イシグロさんの印象をうかがってみました。

 

すると、メアリーさんは、意外なことを仰ったのです。

「私は、彼の文学を読むと、宮沢賢治に共通するものを感じます。」

その応えに、私は意外なものを感じました。

「まあ、そうなのですね。それは興味深いですね。」と言いましたら、

メアリーさんは

「うまく説明出来ないのですが、
受ける印象が同じ~と云う意味ですから、根拠は無いのです。」

 

しかし私は、その言葉が非常に心に残りました。

カズオ・イシグロと、宮沢賢治の共通点。。。

少し考えてみようと思います。

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子育ての悩みや思いは万国共通

2019-03-27 | 日記

昨日は、イギリス人のメアリーさん(仮名)とランチをしました。

メアリーさんの御長男とウチの長男は、中学の時 同じ部活で仲が良く、
また、下のお嬢さんとウチの次男も同じ学年で、
子ども達の友情につられて、私達も仲が良くなりました。

小柄で良く笑うメアリーさんと私は、何となく気が合って、
かれこれ15年近く友情を育んできたのです。

 

今日、メアリーさんと私は、お互いの近況を語り合いながら、
子ども達が小さかった頃の事に話が及びました。

メアリーさんの御長男と私の長男は、とても性格が似ていて、
当時は、同じ悩みを共有していたのです。

私「あの頃は、何故、あんな些細なことで悩んでいたのでしょうね。」

メ「そうですね。小さなことで、とても悩んでいましたね。」

私「今思うと、何故悩んでいたのか分かりません。」

メ「そうですね。」

私「今、あの頃に戻れるなら。。。」

メ「今の気持ちであの頃に戻れるなら。。。
      きっと、違ったお母さんになっていましたね。」

些細な事でイライラしない、
大らかで優しいお母さんでいられたのに。。。という思いです。

私達は、そのことで深く共感しあいました。

 

生まれ育った国は違っていても、子育ての悩みは同じ。

そしてまた、子育てを振り返った時に思うことも同じ。

結局、子どもを育てる母親の思いは、万国共通~ということなのでしょう。

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きょうだい児さんのこと

2019-03-25 | 障がい児教育

ルイ君(小5・広汎性発達障がい)の御家庭は、
長男のルイ君、次男のケン君(小2)、そして、もうすぐ3歳のハル君の3人兄弟です。

一昨年の8月からルイ君がピアノを習い始め、
去年の8月からケン君が、私のところでピアノを習っています。

実は、ケン君はルイ君が習い初めてすぐに、ピアノが習いたくなったのです。

でも、私が1年間待たせてしまいました。

ケン君が、お兄ちゃんと同時に習い始めたら、
健常児のケン君は、すぐにレン君を越えてしまうでしょう。

たとえ数年だけでも、
「お兄ちゃんはピアノが上手」と云う期間を
ルイ君に提供してあげたいな~と思ったからでした。

 

しかし最近、色々と我慢をする機会が多いであろうケン君のことも、
ルイ君と同様、いえ、それ以上に心にかけなければ~と強く思うようになりました。

先日、お母様が
「最近、ケンは、お兄ちゃんの置かれた立場が分かってきたようで。」
と仰っていたからです。

きょうだい児ならではの悩みを、自覚する年頃になってきた~と言うことでしょう。

 

幸いなことに、ピアノのレッスンはマンツーマンですので、
レッスンの中で、ケン君に我慢させることは無いのですが、

それでも、お母様にレッスンの様子をお話しする時は、
つい、発達障がいのルイ君の様子を、主に話してしまいます。

そんな些細なことでも、もしかしたらK君は傷ついているかもしれません。

そんなことに思いを巡らせ、ケン君とのレッスンを、
今以上に大切にしていかなければ~と強く思っています。

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【東田くん、どう思う?】は必読の書

2019-03-24 | 自閉症の作家・東田直樹さん

自閉症の作家・東田直樹さんと

精神科医・山登敬之先生の対談が、カドブンにアップされました。

ご興味がある方は、ここをクリックしてくださいね

 

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東田さんと、山登先生の往復書簡【東田くん、どう思う?】を読みました。

手紙文なので読みやすいのですが、考えることが多くて、
何度も読み返しながら、じっくり読みました。

読む度に、東田さんの知性の深さと、
自閉症の方の複雑な思いを考えさせられました。

そしてまた、山登先生の質問や切り返しが鋭くて、

自閉症の方々の考え方の方が、本来の人間の考え方なのかな。。。と思ったり、

自らの先入観を覆させられたり。。。

1度読んだだけで、この本の感想を述べるのは難しく、
もう1度、吟味しながら読みたいと思います。

ピアノ教師としてのみならず、ひとりの人間として必読の書だと思いました。

多くの方々に読んで頂きたいと思います。

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