ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

厳しい指導の跡が見える?

2021-11-27 | 発達性協調運動障害児

最近、ダイスケ君(小1)は、
両手の練習に励んでいます。

なかなか弾けなかったのですが、
先月あたりから、両手でスムーズに
弾けるようになりました

 

弾けるようになったら、
御家庭での練習も弾みが付いて来た様子で
気が向くと、嬉しそうに練習しているそうです。

ダイスケ君、
両手でピアノが弾ける楽しさに目覚めたんだね

嬉しいな~

 

なので、もっともっと
ピアノが好きになりますように~の願いを込めて、

最近は「ジングルベル」を練習させています。

 

もうすぐクリスマス

療育の教室や ディサービスで、
「ジングルベル」が颯爽と弾けたら、
相当格好いいですものね

最後まで、キチンと両手で弾けるように
ダイスケ君には頑張って貰いたいな~

 

ところで先日、
ダイスケ君の 若い叔父さんが数日間家に戻ってきて、

ダイスケ君の「ジングルベル」聴いたそうです。

ダイスケ君が、両手でピアノを弾く姿を見て

「ダイスケ、凄いね
厳しい指導の跡が見られるね。」

と褒めていたとのこと。

 

わ~ 嬉しい

そうなんですよ~

実はワタクシ、優しいふりして結構厳しめ

 

ダイスケ君の叔父さん、
私の本質、見抜いちゃった?

 

 

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「梅切らぬバカ」を観ました

2021-11-24 | 読書、文学など

先週、話題の映画
【梅切らぬバカ】を観てきました。

 

ポスタービジュアル

 

 

年老いた母・珠子さん(加賀まりこ)と
自閉症の息子・忠さん(塚地武雅)が、

地域の偏見や 逆風に揉まれながらも
前向きに生きていく日常を、
温かい眼差しで描いています。

 

しかし映画は、
珠子さんの抱える問題が
解決されないままに終わります。

私も、えっ?もう終わり?
といった印象を受けました。

 

この事について和島監督は

「不安を抱えたまま生きる家族らの話を聞き、
何も解決されていない現状を知った。」

「答えを出すことで当事者の現実がゆがめられる気がした。」

「登場人物の日常は見た人の日常にも続いていく。
映画を見た後に、そんなことを考え、
見守りのまなざしを持ってもらえればうれしい。」

と述べていらっしゃるようです。

 

そして、主演の加賀まりこさん。

御自身のパートナーの連れ子さんも、
同じく自閉症らしく、

そのせいか、演技に気負いが無く、
自然体で素晴らしかったです。

 

 

少しだけ、
加賀まりこさんのインタビューを引用します。

 

「この映画を見てくださった方みんなが
忠さんを好きになってほしいんです。
それが一番の願いで、うれしいことです。」

「(映画の中で)この子が
町の有名人になってほしい~というセリフもありますが、
小さいコミュニティの中で
彼を見守ってくれる人がいさえすればいい、
きっと珠子さんは悔いなく死ねる、と腹くくってると思う。
そういう気持ちがすごくわかるの。」

 

そして、試写会最後の挨拶では

「この映画を見た方が、
ときどき街中で自閉症の方に出会った時に
手を差し伸べてくださらなくてもいいので、
ほほえんでくれたらいいなって。
もう、それだけを願っております」

と述べていらっしゃるようです。

全く、同感です。

 

また、自閉症の中年男性を演じる
塚地武雅さんの演技も秀逸でした。

 

気になる方は、
映画を是非ごらんくださいね。

 

 

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もう僕を褒めないでください!思春期男子の難しさ

2021-11-19 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

前回の続きです

 

「もう僕を褒めないでください。」
と言ったルイ君(特別支援校・中2)

私は、ルイ君の気持ちを尊重しようと思いました。

ルイ君は広汎性発達障がいではありますが
中学2年生の男子です。

その事を、忘れてはいけないのです。

 

何らかの症候群を持っている子は、
表現力は幼いのですが、

頭の中では普通の子と同様、
様々な事を考え、悩みを抱えています。

この事は、私が障がい児教育に携わるようになり、
1番痛感したことでした。

 

その事は、頭では分かっているのですが、

ルイ君を目の当たりにすると、
つい、可愛い笑顔が見たくて褒めてしまう。。。

そんな私の態度が、
もしかしたらルイ君を傷つけたかもしれない。。。

そう思うと、申し訳ない気持でいっぱいになりました。

 

そんなレッスン室の出来事を、
玄関までお迎えに来られたお母様にお伝えしました。
(ルイ君は、先に車に戻ってもらいました)

「ルイ君に、もう褒めないでください、
と言われてしまいました。
これは、自分はもう子供ではない、と云う
成長の表れだと思います。」

 

私がそう伝えると、
お母様は、少し涙ぐまれました。

「それは良かったです。
ルイも成長しているのですね。」

「そうですね。ルイ君は可愛いので、
つい褒めたりしたくなるのですが、
これからは心して接しなければ、と思いました。」

「ありがとうございます。
ルイの心は全然読めないので、
そのように解説して貰えると助かります。」

「思春期の男の子の気持は分かり難いですものね。
お互い、ルイ君の情報を共有しながら、
一緒に成長を見守りましょう。」

 

 

思春期男子の気持ちは、本当に難しいのです。

大人と子供の間を
行ったり来たりしているからだと思います。

発達障がいのお子さんも例外では無く、
むしろ、より一層 複雑な思いを感じているような気がします。

その点を留意して、
ルイ君のレッスンをしなければ、
と思った出来事でした。

 

 

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もう僕を褒めないでください!

2021-11-15 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

先日のレッスンの時、
ルイ君(特別支援中2年)が言った言葉を
記しておきたいと思います。

 

ルイ君のレッスンの時、
私はいつも、レッスンの途中で、

「ルイ君、今何時?」とか
「あと何分でレッスンが終わるかな?」

と質問するようにしています。

時計を読む事が苦手なルイ君の
ささやかな訓練になれば良いな、と思ってのことです。

 

先日もレッスンの途中で

「ルイ君、今何時ですか?」と質問しました。

「3時50分です。」とルイ君が答えました。

「凄いね。すぐ読めたね。さすがルイ君

 

私が そう言うと、ルイ君は、

「僕、褒められるのは、あんまり好きじゃないんです。」

と小さな言いました。

 

「えっ?そうなの?」

「はい。もう僕を褒めないでください。」

「わかった。でも何で?
おしえて貰っても良いかな?」

私が そう尋ねると、ルイ君は黙ってしまいました。

 

何故?と思いつつ、
私には思い当たる節がありました。。。

 

それは、次男が中学生の頃のことです。

次男が部活の試合で 良い成績を出したので
「凄いね。頑張ったね。」と褒めたのです。

すると次男は

「もうっ 褒めないで

と凄い剣幕で言いました。

えっ  何で  とその時は思いましたが、

今から思うと、
それが次男の反抗期の始まりだったと思います。

きっと、褒められると、
子供扱いされているような気持になったのでしょう。

 

 

そんな経験があったので、
ルイ君も、子供扱いが嫌なのかな?と思い、

「もしかしたら、褒められると
小さな子供みたいな気持になっちゃうからかな?」

と訊いてみました。

 

するとルイ君は頷きました。

「あぁ、そうだったんだね。
もう中学生だものね。
あんまり褒められるのも嫌だよね。」

「はい。」

「ごめんね。これからはルイ君の事を
子供じゃなくて、大人として接するね。」

「はい。でも。。。」

「でも何?」

「僕は朝、起こされても起きられないし。。。
大人にはなっていません。」

「あぁ、そうなんだね。
でも、ルイ君は まだ中学生だし、
今は大人になる途中だから
それはしょうが無いんじゃないかな?」

「はい。」

ルイ君は、ほっとした様子で頷きました。

 

長くなったので次回へ続きます

 

 

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えっ?先生に気を遣ったの?

2021-11-11 | ADHD児 頑張るT君

10月の後半は、帰省したりした為、
少し長めのお休みを頂いていました。

先日、久しぶりのレッスンの際、
テツ君(中1・ADHD児)との会話が
おもしろかったのです。

 

「テツ君、久しぶりだね。元気だった?」

「はい、まあ。」

「練習は どんな感じ?」

「はい、1回やりました。」

「そうなんだ。ゼロじゃなくて、先生は嬉しいよ。」

「はい。」←得意げ(笑)

 

「でもね、今回、2週間以上あったでしょ?
もう少し練習してほしかったなぁ。。。」

「。。。。。」

「テツ君なら、出来たと思うんだけど?」

「はい。1回やったら、満足してしまって。。。
すみません

テツ君が、あまりにも恐縮するので、
可哀想になりました。

 

さて、こんな感じでレッスンが始まり、
テツ君は、宿題のソナチネを弾き始めました。

音は合っているのですが、
どうしても たどたどしく

しかも、指が硬直して
バタバタとした感じで弾いています。

一通り弾かせた後、

「テツ君、音は合っているね。
さすがテツ君、と思ったよ。」

と私は言いました。

「はい。」と、嬉しそうです(笑)

「でもね、テツ君にだから言うけど、
ちょっと指が上がり過ぎ。
だからだと思うんだけど、音が煩い感じがするなぁ。」

 

私はそう言って、
2種類の弾き方で弾いて見せました。

1回目は、硬直した手で。

2回目は、力を抜いて。

 

「音の違いが分かるかな?」

「はい。」

「ホント?」

「はい。」

「でも、ちょっとだけ先生に気を遣って
分かったふりをしている人~」

と私が言うと、
テツ君は、ニヤッと笑って手を挙げました。

 

「やっぱり そんな気がしたんだ。」

私がそう言うと、テツ君は大声で笑いました。

私もつられて大笑い

 

でも、その後に何度も弾いて聴かせたら、
最終的には、音色の違いが分かってくれたようです。

 

「あのね、テツ君、
お家での練習が足りないと、指って硬直するんだよ。」

「えっ?そうなの?」

「でもね、練習を沢山すると、指がリラックスするの。
不思議だね。」

「そうなんだ。」

「だから先生は、
ピアノの音色を聴いただけで、
テツ君の練習時間がわかっちゃうんだよ。」

「それ、ヤバいですね。」

「うん、相当ヤバいよ。どうする?」

「次までに、沢山練習します

「嬉しいなぁ。期待してるよ。」

 

果たしてどうかな?

明日はテツ君のレッスンなので、
楽しみにしているところです

 

 

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