ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

自閉症の画家・石村嘉成さんの個展が愛媛県で開催されます

2023-06-30 | 自閉症の画家・石村嘉成さん

自閉症の画家・石村嘉成さん。

彼の描く動物は、生き生きとしていて迫力があります。

各方面で御活躍ですし、
【自閉症の画家】と書くのは失礼な気も致します。

それ程、彼の描く作品の数々は魅力的なのです。

 

そんな石村さんが、7月15日~9月10日迄、
【愛媛県美術館】にて個展を開催されます。

 

 

行ってみたいな~

この眼で、実物の絵を鑑賞したいと思いながら
ポスターを眺めています。

 

 

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緊張すると他の緊張も思い出すんです

2023-06-26 | ADHD児 頑張るT君

先日のテツ君(中3)のレッスンの時の事です。

テツ君はピアノを弾く前に、ハーッと溜息をつきました。

 

それから、おもむろに弾き始めたのですが、

弾き終わった後に
「あ~緊張したぁ。」と言いました。

「えっ?  そんなに緊張したの?」

「そりゃぁ緊張しますよ。」

「えっ、何で?  何でそんなに緊張するのかしら?」

私は、音を間違えても決して叱らないのに。。。

 

「僕、車の中から、ずっと緊張していたんです。」

「えっ?そうなの?
そんなにピアノのレッスンが恐怖なの?」

「せっかく練習したのに、
先生の前で間違えたらどうしよう、って緊張するんです。」

「間違えても叱られないのに?」

「叱られないけど、僕自身が間違えるのが嫌なんです。
練習した時は特に。」

「あ~  自分自身が許せない、って事?」

「それもあるし。。。
あと、緊張すると他の緊張を思い出すと言うか。。。」

「他の緊張?」

「学校の事とか。。。」

「他の場面での、緊張した出来事を思い出すの?」

「はい、それもあるし、
緊張すると、嫌な事も思い出すんです。」

「何か失敗した事とか?」

「そうです。それが辛いというか。。。」

 

 

テツ君は、一見屈託の無い男の子に見えますが

実はとても繊細で、
学校も行ったり行かなかったりが続いています。

 

ですから、ピアノのレッスンでは、
ピアノの上達よりも、
音楽の癒やし効果で、心が豊かになるような指導を心掛けています。

そして私の方からは、
学校の事には触れないようにしています。

多分テツ君自身、
その事は触れてほしくないだろうな、と思うからです。


そんな中、先日は自分から色々な事を話してくれました。

私も、テツ君の心の中を垣間見る事が出来、
とても有り難かったです。

 

おそらく、張り詰めた気持を持ちながら、
それでも登校しよう!しなくっちゃ!
と頑張っているテツ君。

その緊張を保てる時は登校して、
緊張の糸が切れた時は、登校出来ない。

その繰り返しなのでしょう。

 

私に出来る事は、ただ寄り添うこと。

それだけだと思っています。

 

 

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色鉛筆の重ね塗りをした後は。。。

2023-06-19 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

毎週木曜日 午後7時~の「プレバト ! !」が大好きです。

本屋さんに行ったら目に留まった
【リアル色鉛筆 混色レシピ】

 

 

 

 

そう、「プレバト ! !」でも御活躍の 三上詩絵先生の御著書です。

三上先生のリアルな絵が大好きなので、早速購入しました

そして、いくつかの絵を描き、色鉛筆で塗ってみました。

最初にお手本にしたのは、
表紙にも描かれている 苺の絵です。

苺の絵を、赤、青、黄色 の三原色で描くのですが、
とても面白く、すっかり夢中になってしまいました。

 

 

さて先々週、ルイ君(支援校・高等部1年)のレッスン中のことです。

気候の所為か、ルイ君は気分が落ち込んでいる様子でした。


私はルイ君の気分を上げる為に、私が描いた苺の絵を見せて

「何種類の色鉛筆で塗ったでしょうか?」と質問しました。

「7種類かな~?」

「残念でした。3種類で~す。」

そう言うとビックリしたので、
私は簡単な葉っぱの絵を描き、黄色 、そして青色で塗らせました。

ルイ君は、「凄い 緑になった」と大喜びでした。

 

そして先週のレッスンの際も、
途中で集中力が途切れたので、また色を塗らせました。

「僕、色塗りが楽しかったので、家でも学校でもやったんです。」

「それは楽しいね。」

「はい、楽しいです。
でも、学校で葉っぱを描いて色を塗ってたら、
作業班の先生が、最初から緑で塗れば良いのにって言いました。」

 

私は、玄関に飾ってあった紫陽花の葉っぱを見せました。

「緑だけで塗るのと、色を重ねるのと、どっちが本物っぽいか観察してね。」

私がそう言うとルイ君は、
実際の葉っぱと、画用紙に塗った葉っぱを見比べて

「重ねた方が本物に近いです。緑だけだとウソっぽいです。」
と言いました。

ルイ君にとっては大発見

その発見が凄く嬉しそうだったので、
それを見ていた私も幸せな気持になりました。

 

その発見が、凄く嬉しかったからでしょうか、
その後のレッスンは、とても集中する事が出来ました。

 

発達障がいのお子さんは、
集中出来る時間が限られていたり、
その日の気分によって情緒が変わってくるようです。

そんな時は、ピアノのレッスンに拘らず、
気持が上がるように少しだけ工夫をすると、
その後の集中度が変わって来るように思います。

 

 

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職場の仲間の前で弾く曲を選びましょう

2023-06-09 | 自閉症児 M君の不思議

マサ君(特別支援校・高3)は 、この数ヶ月
L. モーツァルト作曲「アングレース」を練習しています。

マサ君が自分で選んだ曲ですが、
どうしても弾けない箇所があるのです。

ブルグミュラー作曲の「アラベスク」を
完璧に弾いたマサ君ではありますが、

「アングレース」は、
弾けない箇所があり、苦戦しているようです。

来週は出来るかも?と期待するのですが、
やはり難しい様子です。

 

6週間程前のレッスンの時、

「マサ君、もうこの曲は卒業して他の曲を練習しましょうか?」

と尋ねました。

「卒業しません。」とマサ君。

「この曲を卒業したくないのかな?」

「はい、卒業しません。ケント君が弾きました。」

 

そう、マサ君は、
8年前の発表会で、ケント君がこの曲を弾いた事を覚えているのです。

     ↓     ↓     ↓

【マサ君の記憶力、おそるべし!】https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/e/5c78a62706aaac66d03377adb956d1e0

 

「そうね、ケント君みたいに弾きたいのね。」

「はい、弾きたいです。」

「じゃあ、もう少し頑張りますか?」

「はい、頑張ります。」

そんな会話を交わしたのですが。。。

 

5月も下旬になり、
私は、やはりレッスンの曲を変更しよう、と思いました。

マサ君は、
高等部を卒業したらピアノも卒業するそうです。

残念ですが、あと10ヶ月もしたら、
レッスンには来なくなるのです。

それならば卒業までに
出来るだけ多くの曲をマスターさせたい!
と私は思いました。

職場の仲間の前でピアノを弾く機会があった時、

マサ君が、有名な曲をかっこよく弾いたら
どんなに素敵でしょう

みんながビックリするんじゃないかな。。。

 

そんな事を想像し、
1曲は誰もが知っている曲をマスターさせようと思いました。

そう思い、私はヤマハに行き、
こんな曲集を購入しました。

 

この曲集は、若い人達の好きそうな曲が沢山記載されていますし、
左手のアレンジが、シンプルで素晴らしいのです。

マサ君も、これなら弾き易いので喜びそう

 

 

さて、先週のレッスンの時です。

「マサ君、アングレースは暫くお休みにして、
今度から違う曲を弾きましょう。
マサ君は、どの曲が弾きたいですか。」

曲集を見せながら 私がそう言うと、マサ君は目次を眺め

「【白日】にします。」と言いました。

King Gnu の名曲です。

 

「マサ君、【白日】好きなの?」

「はい、好きです。」

「先生も この曲好きです。良い曲ですね。」

「はい、良い曲です。」

 

と云うわけで、マサ君は【白日】を練習することになりました。

ピアノを卒業するまでに、
何としてでも仕上げられますように

私も頑張ろうと思ったのでした。

 

 

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ヨウ君~最後のレッスン

2023-06-02 | アスペルガー児 Y君

5月の下旬の或る日、
ヨウ君の最後のレッスンを行いました。

早いもので、ヨウ君も高校3年生。

受験に向けて頑張る時期です。

なので5月を最後に、
ピアノのレッスンは卒業することになったのです。

 

さて最後の日。

「ヨウ君、今日は何を弾きますか?」と尋ねました。

というのは、高3になってからは、
今まで練習してきた曲ばかりをレッスンしてきたからです。

なので、その前の週は、
「トルコ行進曲」と「エリーゼの為に」をレッスンしました。

 

受験生であるヨウ君にとって、
新しい曲を譜読みすることはストレスでしょうが、

得意な曲を弾く事は、
勉強の合間の良い息抜きになるでしょう。

そう思って、その様な計画を立てたのでした。

 

 

さて、最後のレッスン。

「さて、今日は何の曲を弾きますか?」

と私は尋ねました。

「今日は、インベンションにします。」とヨウ君。

 

ヨウ君は、おもむろにインベンションを弾き始めました。

私は横に座り、静かに聴きました。

 

ヨウ君には、7年間も毎週会ってきたな~

そう思いながらヨウ君の弾くピアノを聴いていたら、
何の前触れも無く、涙が出て慌てました。

私が泣いてどうするの。。。

 

 

ヨウ君は、すぐに泣くお子さんでした。

「先生は、先週と違う事を言っています。」

「先生とお約束したのに、沢山練習できなくてごめんなさい。」

そんな理由で、ハラハラと涙を流すのです。

 

感受性が強い為、繊細で傷つきやすいヨウ君。

そんなヨウ君も、だんだんと成長し、
中2になった頃から涙を流さなくなりました。

一方的な会話しか出来なかったのに、
今では、会話のキャッチボールが出来る様になりました。

小学生の頃は、支援級に居たのに、
今は中堅の高校で、立派な成績を修めています。

本当に素晴らしい成長だと思います。

 

 

「ヨウ君はレッスンの時、
私の言うことを真剣に聞いてくれて、
そしてそれを真面目に守ってくれてありがとうね。」

私がそう言うと、

「こちらこそありがとうございます。
先生の言う事には共感することが多かったので、
真面目に聞いて実行しました。」

と答えてくれました。

「そんなふうに言ってくれてありがとうね。
こちらこそ、ヨウ君に指導できて有り難かったよ。」

 

小学5年生の4月から大学受験前まで、
ヨウ君の成長を傍で見させて頂き、

一緒に笑ったり、悩んだりした事は、
私にとっても本当に幸せな時間だったと思います。

御縁には心から感謝です。

 

そんなヨウ君に望むことは。。。

まずは志望大学に合格しますように

音楽が、ヨウ君の人生に、
彩りを加えてくれますように

そして、心豊かな人生を歩みますように

心から願う次第です。

 

 

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