ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

子どもがふざける理由

2024-03-25 | 広汎性発達障がい H君

小学生になって、自己主張が強くなってきたハル君(小1・広汎性発達障がい)。

お母様は何時も、
「言うこときかないんです。どうしたらよいですか?」
と心配していらっしゃいます。

確かにレッスンの時も、
私の指示を無視してふざける事が多いのです。

以前も、こんな記事を書きました。

     ↓     ↓     ↓

【反抗的になる理由】
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20230928

 

ハル君が反抗的になるのは、自分に自信が出来たから~

そう思っていたのですが。。。

 

最近、ある絵本作家さんのYouTubeを見て、
もしかしたら。。。と思った事がありました。

【子どもがお母さんの前でふざけるのは、お母さんに笑ってもらいたいから】

という内容でした。

お母さんを喜ばせたい!
お母さんを笑顔にしたい!

そんな気持が、ふざけたり、言うことを聞かない表現に顕れるのです。。。

 

私はハル君のお母さんではありませんが、
習い始めた時から、とても懐いてくれています。

しかも、3歳から習っているのですから、
肉親のような気持になっているのかも?

そう思って、先日のレッスンの時に、
いつもと違う対応をしてみました。

 

ハル君は椅子に座るなり、思いっきりふざけ始めました。

最近読んだマンガの内容を説明し、
笑いながら登場人物の物真似を始めたのです。

いつもの私ならば、

「そうなんだ。それは面白いね。」と一旦共感し、
その後すぐに「さあ、弾いてみましょう。」と言うのですが、

先日は、ちょっと対応を変えてみました。

しばらくハル君の物真似に付き合ったり、
くすぐったりして、ハル君を笑わせたのです。

 

すると、ハル君は凄く嬉しそうな表情で、大きく息を吐きました。

凄く満足そうな溜息でした。

 

そのタイミングで

「さあ、弾いてみましょう。」と言ってみました。

すると、ハル君は嬉しそうなお顔で課題を弾きました。

「あら、上手に弾けたね。
でも、もっと上手に弾く為に、1度右手だけ弾いてくれますか?」

普段のハル君ならば、
「やだ!  両手で弾けるもん。」と言って反抗する事が多いのですが

その日は素直に私の指示に従ってくれました。

 

今まで私がレッスンの時に気をつけていた事は、
「相手のペースに乗らない」ということ。

発達に凸凹がある子は、拘りも多く、
一旦喋り出すと止まらなくなる事が多いのです。

なので教師は、
子どものペースに引きこまれないように、
一旦共感したら、すぐに気持の切り替えをしなければならない。。。

講座や書物で、こう教えて頂きましたので、
そのように指導をしてきました。

 

しかし今回、とことんハル君のおふざけに付き合った結果、
凄く言うことを聞いてくれました。

私がハル君のおふざけに付き合ったのは、
時間にして、3分~4分だったと思います。

ハル君が笑い、私も笑う。

そんなひとときがハル君の気持ちを満足させ、
その後のレッスンを集中出来るのなら、

その3分は、決して無駄ではないはず。

 

【子どもがふざけるのは、相手を笑顔にしたいから】

そのように発信してくれた絵本作家の方の言葉が、身に染みた出来事でした。

 

 

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あと100年頑張れそうです

2024-03-18 | 発達性協調運動障害児

引き続き、【恋人達のクリスマス】に夢中なダイスケ君(小3)。

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【「恋人達のクリスマス」が弾きたいんです】
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20240211

【とうとうYouTubeを観ながら練習を始めた】
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20240306

 

 

ダイスケ君は 今週も、
嬉しそうなお顔でレッスン室に入って来ました。

ママによると、車の中でも
「僕、ピアノ楽しみ~」と言い続けていたようです。

 

レッスンでは、難しい箇所を重点的に指導しました。

臨時記号が沢山ある箇所です。

ダイスケ君にとって、
その箇所は かなり難しいと思うのですが、

諦めずに コツコツと練習してくれました。

 

好きな曲だと、こんなにも頑張れるんだ!

と、私自身も その集中力にビックリした程です。

まだ手が小さいから~とか、
まだ実力相応じゃないから~と、

この曲を諦めさせないで良かったな、としみじみ思いました。

 

 

頑張った甲斐があり、
とうとうその箇所が弾ける様になったダイスケ君。

ダイスケ君は とても満足そうです。

「とうとう出来たねぇ。」

「はい、頑張ったら弾けました

嬉しそうなお顔で そう言った後。。。

 

「ららみ先生。
僕ね、大きくなったらららみ先生のお手伝いする

「え~ そうなの?
ららみ先生のお手伝いしてくれるの?」

「うん。ららみ先生、1人で教えるの大変でしょ?
だから僕がお手伝いしてあげようと思っているんだよ。」

「それは嬉しいな~
ダイスケ君がレッスンのお手伝いしてくれたら助かっちゃうな。」

「うん、僕、頑張るよ

 

何て嬉しい

何て幸せ

 

ダイスケ君に こんな嬉しい事を言われちゃったので、
ららみ先生は、あと100年頑張れそうです

 

 

 

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支援学校からの【大学進学】について調べてみました

2024-03-15 | 障がい児教育

先日のレッスンの時、ルイ君(支援校・高1)が突然、

「僕、高校を卒業したら大学に行くんです

と、とても嬉しそうに言いました

最近、ルイ君のお母様が、
支援校卒業後の進学について色々と検討している様子でしたので、

御家庭でも そのような話をしているのでしょう。

 

高等部を卒業した後の進学については、先日の記事にも書きました。

特別支援学校~【卒業後の進学】について調べてみましたhttps://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20240301

 

 

その時は、いわゆる福祉型専攻科について調べたのですが、
今回は、実際の【大学】に、その様な可能性があるのか調べてみました。

 

すると、以下の様なサイトが見つかりました。

特別支援校卒業者の為のオープンカレッジ
https://plushearty-salon.com/situation/service-contents-bn/

 

オープンカレッジならば、
自分の興味のある講義だけを受けることが出来ます。

発達障がいのお子さんの中には、
ある特定の分野に秀でている子もいるので、
単発の講義なら、興味深く聴講できるかもしれません。

なおかつ、大学の雰囲気も味わうことが出来るのです

「僕、大学に行くんです」と嬉しそうに語るルイ君に、
そんな体験をさせてあげたいな、と思ったので、

サイトに書かれていた【東京学芸大学】に、思い切って電話をしてみました。

すると、
「以前はしていたのですが、現在はしていません。」とのこと。

もしかしたら、このサイトは少し古いのかもしれません

 

 

あと、【学習院大学】に知的障害者枠がある!との情報を得た私は、
【学習院大学】にも電話をしてみました。

すると、確かに そのような枠はある様ですが、
「知的障害者であっても、一般入試は受けて頂きます。」とのこと。

ただ、予め申告すると、
1.5倍、もしくは 1.3倍、長い時間枠で受けられるようです。

なので、識字障がいの生徒さんには有効な制度だと思いますが、
知的障害者には、やはり難しい制度だと思いました。

 

以上、今回調べた結果ですが、

支援学校を取り巻く状況も変化しているようですし、
これからも色々とアンテナを張っていきたいと思っています。

 

 

それから今回、色々と調べていくうちに、
不登校などで学校へ行けない生徒さんの為の大学があることを知りました。


★雫穿(てきせん)大学
https://tdu.academy/

有名なフリースクール「東京シューレ」。

その関係者が設立した大学です。

いわゆる【学位】は取れないようですが、
様々な思いを胸に、多くの学生が充実した日々を送っているようです。

 

 

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とうとうYouTubeを観ながら練習を始めた!

2024-03-06 | 発達性協調運動障害児

先日、ダイスケ君(小3)の記事を書きました。
       ↓     ↓     ↓

【「恋人達のクリスマス」が弾きたいんです!】
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20240211

 

先日は4小節だけ指導したのですが、

ダイスケ君は その後、毎日毎日熱心に練習し。。。

とうとうYouTubeを観ながら、
独学で5小節以降を練習して来ました

しかも両手で

普段の基礎練習では、
あんなに両手で弾く事を拒んでいたのに

 

 

先日の記事の中で私は、

「ダイスケ君の小さな手には、この曲は負担が大きいと思う。」

と書きました。

これは私の本音で、
出来ればもう少し基礎力を付けて、
骨格がしっかりしてくる5年生位になったら指導しよう~

そう思っていたのです。

 

しかし、「先生、聴いて 僕、沢山練習したんだよ

と嬉しそうにピアノを弾くダイスケ君の様子を見ながら、
私は考えを改めました。

これ程までに喜んで弾いているのだもの、
この嬉しさを、私は阻止しちゃいけないな

 

「ダイスケ君、先生ビックリしちゃったよ。凄いね~

「はい、僕、凄く頑張ったんです

「うん、凄く頑張ったのが、先生にも伝わってきたよ。
さすがダイスケ君と思った。」

「僕、ピアノが好きなんです

「そうね、ピアノが弾けるって、素敵なことだものね。」

 

そう褒めた後、私は、ダイスケ君が参考にしていた
CANACANAfamilyさんのサイトを開き、
楽譜をダウンロードしました

それをダイスケ君に渡すと、凄~く喜んでくれました。

 

そして楽譜を見ながら、
力任せに弾いていた弾き方を注意し、
出来るだけ優しく弾くように指導しました。

指の負担を減らす為です。

そんな指導も、ダイスケ君は頷きながら熱心に応えてくれました。

 

子どもは、1度スイッチが入ると、
ビックリする程上達する事があります。

今回のダイスケ君も、その良い例でしょう。

ダイスケ君のこれからが楽しみで、なんだかワクワクします。

 

 

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特別支援学校~【卒業後の進学】について調べてみました

2024-03-01 | 障がい児教育

ある生徒さんのお母様から、
【特別支援校卒業後の進学について】相談されました。

「高等部卒業後、
どこかに【進学】させたいと思っていますが、
どうしたら良いですか?」とのこと。

学校の先生に相談しても
「前例がありません。」の一点張りらしく、
私に相談したらしいのです。

 

う~ん。。。

それは私も詳しくないなぁ。。。

そう思いつつ
「分かりました。色々調べてみますね。」

とお伝えしました。

 

そこで、調べてみましたら、
色々な選択肢がある事が分かりました。

福祉型専攻科

特別支援校高等部を卒業した生徒が、
就労までの2年間を学ぶ施設です。

全国に、多くの専攻科があるようです。

様々な活動を通し、就労までの期間を学んでいるとのこと。

【全国専攻科(特別ニーズ教育)】

 

 

福祉型カレッジ

「自立訓練+就労移行支援」
「自立訓練+就労継続支援B型」といった形態をとる多機能型事業所のことです。

障害のある若者が社会で活躍するための力をつけるために、最長4年間学ぶことができます。

【LITALICO発達ナビ】

 

以上の、LITALICOさん以外にも、検索すると色々あるようです。

御興味のある方は【福祉型カレッジ】
もしくは【福祉型大学】で検索してみてくださいね。

 

以上の様な学校に在籍しつつ、
能力のある方は、ユーキャン等の通信教育で学んで、
資格を取るのも良いかもしれません。

発達障がいのお子さんは、
ある一定の分野に秀でていることもあるので、
探すとピッタリな資格が取れる可能性もあるでしょう。

 

特別支援校を卒業したら「すぐに就労!」と考えずに、
色々な選択肢を検討するのは、意味の有ることだと思いました。

 

 

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