ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

知的障がい児 R君・正確なものが好き

2017-07-11 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

最近、私の教室に入門したルイ君は、4年生の可愛い男の子です。

検査の結果、知能的には3年程の遅れ、そして、
自閉傾向、ADHDとアスペルガーの要素も、少しづつあるのだそうです。

お喋りは普通に出来るので、
一見したところ、発達障害児には見えないと思います。

 

最初のレッスンの時、ピアノを使った遊びを少しした後、
お絵描きが好きなルイ君に、絵を描いてもらいました。

黙って見ていると、ルイ君は、電車の絵を描き始めました。

そして、描きながら

「先生、銀色の色鉛筆は無いの?」と聞いてきます。

「ごめんね、無いの。」と答えると、残念そうなお顔をします。

しばらくすると、

「先生、金色の色鉛筆は無いの?」と言いました。

「ごめんね~  無いのよ~」と答えると、
また残念そうなお顔をしました。

そして、ルイ君が集中して描いた電車の絵は、
細かいところまで丁寧に描いてありました。

 

ルイ君は、きっと正確な描写が好きなのでしょう。

細かいところまできちんと描いてある電車の絵を見て、私はそう思いました。

だからこそ、色鉛筆の色に拘ったのだと思います。

 

そう言えば、先日のお母様との面談の時、お母様が

「ルイは、音楽の授業の時、すぐにピアノの傍に行くそうです。
でも、音楽の授業は、あまり好きではないみたいです。」

と仰っていました。

 

正確なものが好きなルイ君は、
みんなが一斉に、大きな声や音を出す音楽の授業は辛いものなのでしょう。

でも、正確な音程の、ピアノの音は好きなのかな~と思ったのでした。
ルイ君は、正確なものが好き~

そんなことを踏まえながら、これから、ルイ君のレッスンをしていきたいと思います。

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