ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

母音が抜けた感じですね、と言う感性

2023-09-10 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

ルイ君(特別支援学校・高等部1年)のレッスンの時のことです。

【虹の彼方に】を練習中、
なかなか弾けなかった箇所が、両手で弾けるようになりました。

 

「あれ? ルイ君、弾けましたね。」

「はい、弾けました。」

「嬉しいですね。」

「はい、完璧に弾けました。 完璧マンです。」

 

ルイ君は小さい頃から、上手に弾けると、
自分のことを「完璧マンです。」と言うのです。

その表情を見ていると、
こちらまで幸せな気持になるのですが、

先日は、ちょっと厳しいことを言いました。

 

「う~ん、弾けたけど、完璧ではないかな?
ルイ君ならば、もっと完璧に弾けるんじゃない?
今のは、完璧マン じゃなくて、完マンぐらいかなぁ。」

ルイ君は、言葉に対する感受性が強いので、
【完マン】という響きが気に入ったらしく

「あはは、確かに 【完マン】でした。」

と笑ってくれました

 

「じゃあ、もう1回弾いてみる?」

そう言うと、ルイ君は、もう1度真剣に弾きました。

でも、少しだけ弾き直してしまったのです。

 

「あ~惜しかったね。
でも、今のは【完ペマン】くらいに進化したよ。」

「そうですね。 【完ペマン】でしたね。」

 

ルイ君は、もう1度弾きました。

やはり、少しだけつっかえてしまいました。

 

「凄く惜しかったね。
今のは、【完ぺっマン】かな~?」

「そうですね。 『母音が抜けた感じ』ですかね。」

 

「ルイ君、それは素晴らしい表現ですね
『母音が抜けた感じ』、
そんな表現はルイ君だから出来るのですね。」

「はい

ルイ君は、凄く嬉しそうに笑いました。

 

 

このようにルイ君は時々、
ビックリする程、的確な表現をします。

漢字の知識は大人顔負けですし、
字は、惚れ惚れする程綺麗です。

 

ルイ君は、高等部1年生ですが、
そろそろ卒業後のことを考える時期になりました。

この知識と感受性を生かす職場があれば良いな~と思っています。

 

 

お願いです

習い事をさせる事に対して
躊躇している多くのお母様達に
このブログを読んで頂きたいと願っています。

ランキングが上がると多くの方の眼に留まります。
ポチッと押して応援してくださいね~

     ↓     ↓     ↓

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村    

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ
にほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
« 東田直樹さんのブログ | トップ | LINE失礼します~と毎日LINE... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

広汎性発達障がい児 R君のこと」カテゴリの最新記事