ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

新春コンサートを開いてみたら

2023-01-20 | アスペルガー児 Y君

先週、ヨウ君(高2・自閉症スペクトラム)の、
今年になって初めてのレッスンがありました。

ヨウ君は、何時も通り穏やかな様子でレッスン室に入って来ました。

 

実はレッスンが始まる前に
ヨウ君のお母様からLINEが来て、

「今日、テツ(弟)は体調が悪いので、お休みします。
ヨウも疲れている様子なので、
程々の感じでレッスンをお願いします。」

と書いてありました。

 

ヨウ君は、一見穏やかそうでしたが、
新学期が始まり、緊張と疲れが溜まっているのかもしれません。

ヨウ君は、とても繊細なので、
新学期はいつも疲れてしまうのです。

なので私は、いつもと違うレッスンをしようと思いました。

 

「ヨウ君、今日は新年なので、
いつもと違うレッスンをしましょう。」

「えっ? どんなレッスンですか?」

「今日は、ヨウ君の新春コンサートにします。」

「えっ?僕の?」

「はい。得意な曲を、私の前で弾いてください。
私はお客さんになったつもりで鑑賞させて頂きますね。」

「はい。」

「それでは、何を弾きますか?」

「まず最初に、トルコ行進曲を弾きます。
次に、エリーゼのためにを弾きます。」

 

ヨウ君は、そう言って弾き始めました。

とても慣れた感じで、音楽を楽しみながら弾いているようでした。

家でも頻繁に弾いているのでしょう。

 

「ヨウ君、習ってから暫く経ったのに、上手に弾けましたね。」

「はい。何時も弾いているので。」

「やっぱり
とても弾き込んでいるな~と思ったし、
ヨウ君の気持が伝わってきましたよ。」

「ありがとうございます。」

ヨウ君は、とても嬉しそうでした。

 

その後は、疲れない程度に、ゆるいレッスンをしました。

そして結局、テツ君(弟)が休んだ分、
2枠分のレッスンをしてしまいました。

 

「ヨウ君、今日は疲れているのに、2枠もレッスンしちゃったね。
余計に疲れなかった? 大丈夫?」

「いいえ。 気が晴れました。」

「ほんと? そう言ってくれてありがとうね。
その言葉で、私も気が晴れたよ。」

私がそう言うと、ヨウ君はニッコリ笑ってくれました。

たまには、こんなレッスンも良いなと思いました。

 

 

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