ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

教育者としてのブルグミュラー・練習曲6番「進歩」

2018-05-18 | 初心者のピアノ上達への近道

「進歩」は、ブルグミュラー25の練習曲の、6番目の曲です。

ブルグミュラーの雰囲気に慣れてきた頃に、
この曲が登場?してくるのは、素晴らしいな~と思います。

5番までの曲は、ややもすると雰囲気で弾けてしまえる曲なのですが、
この曲は、音符の意味や、音階をキチンと弾く~といった
基本を理解していないと弾けない曲なのです。

この辺りで、もう1度基本に戻ろうね~と云う、
ブルグミュラーさんの、教育者としての配慮が見えます。

 

【練習方法】

1小節目と2小節目の音階は、いきなり両手で弾かないようにしましょう。

たとえ、すぐに両手で弾けたとしてもです。

片手の練習を沢山しないと、安定感の無い弾き方になってしまうからです。

また、独学だと見落としてしまいがちですが、

1小節目の3拍目【ミ】の音と、次の【シ】の音の間は、
気分的にも、物理的にも、間を開けましょう。

1拍目から3拍目まではひとつのフレーズですが、
【シ】から始まるメロディーは、別のフレーズだからです。

3拍目の【ミ】で、手首をフワッと上げ、改めて【シ】を弾くと美しく弾けます。

初心者さんにとって、
フレーズを意識しながら弾くのは、一見面倒なことかもしれません。

でも、フレーズを意識しながら弾くと、音が生き生きとしてきますし、
音楽の楽しさが増して、ピアノを弾くのが一層楽しくなると思います。

 

さて、後半ですが、半拍ずれた右手のアーティキュレーションは、
手首を使った奏法で弾きます。

半拍ずれたリズムは不安定になりがちです。

ン タァ ラッ タァ ラッ のリズムが乱れそうになった時は、
1度階名で歌ってから弾くと、意外とうまく弾けたりします。

試してみてくださいね~

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