ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

特別支援学校の先生になった訳

2018-05-19 | 障がい児教育

昨日は、友人の千里さん(仮名)に会いました。

千里さんとは、卓球教室で知り合ったのですが、
何時もニコニコしていて人懐こく、人を包み込むような優しさのある方です。

昨日は、一緒に卓球をして、新緑の美しい公園でお弁当を食べました。

実は千里さんは、数年前まで特別支援学校の先生でしたが、
体調を崩してからは退職して、今は週に数回、学童保育の先生をしています。

そんな千里さんに、特別支援の先生を目指したきっかけを聞いてみました。

 

千里さんが5年生の頃、隣の街の大通りで歩行者天国があり、
家族で遊びに行ったのだそうです。

その時、「車椅子を押してみませんか?」と云う催し物があり、
気にはなったものの、どうしても参加することが出来なかったのだそうです。

「おそらく脳性麻痺の人が車椅子に乗っていて、
そんな人に会ったのが初めてだったので、何だか怖かったの。」
と、千里さんは言いました。

「でも、そのことが、ずっと心に残っていて。
何で、あの時押して上げなかったんだろう~と、ずっと後悔していた。」

「余程心に残ったんだね。」

「そう。だから進路を決める時に、支援学校の先生になろうって決めたの。」

 

母性のかたまりのような千里さんの、原点を垣間見たようで、
私はとても納得しました。

そして、子どもの頃の体験によって進路を決めた千里さんの、
純粋な気持ちに感動したのでした。

そして、その時の「車椅子を押してみませんか?」を企画した方々に、
御礼を言いたいな~と思うのでした。

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