10月6日に、【映画「道草」の御案内】
という記事を書きました。
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https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20231006
そして昨日、その映画「道草」を観て来ました
先日の記事にて御案内したとおり
10月15日に、東京都の文京区でも開催されていたのですが、
そこの上映は、関係者のみ
そこで、茨城県の取手市まで行って来ました。
ここは、誰でも入場が出来たのです。
2014年に重度訪問介護制度の対象が拡大され、
重度の知的、精神障害者も、
ヘルパー付きの1人暮らしができる可能性が広がりました。
この映画では、
発語もままならない程の重度の方々が、
ヘルパーさんの助けを借りながら、
独り暮らしをしている日常が、淡々と描かれています。
他害、自傷、奇声。。。
様々な症状を抱えながらの日常は、
時に苦しく、時にユーモアに満ちていて、
だからこそ、出演者1人1人が愛おしく感じられます。
私も、泣いたり笑ったりの90分間でした。
出演者の1人、尾野一矢さんは、
2016年夏、あの「やまゆり園」で起きた
相模原障害者殺傷事件の被害者の1人でした。
一矢さんは、内蔵にまで深い傷を負い、
命が危ぶまれる状態でしたが、
一命を取り留め、
今は、ヘルパーさんの力を借りて、
アパートで、独り暮らしをしていらっしゃいます。
今回の映画にも描かれていましたが、
とても穏やかで平和な日々を送っているようです。
そして、昨日の映画会には、
一矢さんのお父様のミニ講演会もありました。
事件当時のこと、
そして その後、独り暮らしをしている一矢さんのこと。。。
盛りだくさんの内容でした。
会場には、一矢さん御自身もいらしていました。
ごく近くでお目に掛かりましたが、
静かで穏やかそうな方でした。
既に40歳を超えていらっしゃいますが、
その瞳が あまりにも純粋で、
私は、なんだか泣きそうになりました。
一矢さんのお父様が
「私は、もう一矢の事は、何の心配もしていません。」
と述べていらっしゃいました。
本当に、そうだと良いな。
このままヘルパーさん達に支えられて、
一矢さんが、穏やかな一生を全うしますように。
そして、一矢さんだけでなく、
障害を持った全ての方々が、
安全で幸せな日常を送れますように。
心から そう願う次第です。
以下に、今後のスケジュールを記しておきます。