※参考記録

日本百名山山頂宙返りを敢行中の【雪崩★マン】が綴る社会学的山岳エッセイ!

これからの教育

2005年11月19日 | 教育【education】
 12日、フジテレビ『たけしの日本教育白書』という番組を見た。

 実は僕の得意分野は「教育」である。
得意の教育論で学生時代はNHKの採用面接も勝ち抜いた。
でも試験で落ちて不採用だったけど…。
今なら“いろいろな意味”で、NHKに
「俺を不採用にしたのは失敗だったな」
と言えるけどね。いや、まだ言えないか…。

 この番組は僕が常日頃感じていたこと、考えていたことを
明確に表現していたし、また僕に大いなる発見をさせ、勉強させてくれた。

 僕は常日頃最近の『ゆとりの教育』に警鐘を鳴らしてきた。
“ゆとり”なんて必要ない!!
番組内でたけしと石原慎太郎が言っていたが、
「小中学校では“詰め込め”ばいい」のだ。
子供にゆとりを与えるからすることがなくPS2ばかりする。
その結果『ゲーム脳』になり、
小中学校時代からの同級生の女子高生(一年生)が、
高校入学後冷たくなったという理由だけで学校の中庭でカバンを盗み、
カバンに入っていた彼女の自宅の鍵で侵入し、
彼女を包丁で全身50ヶ所を滅多刺しし、さらに鈍器で殴りつける。
また、なにやらイギリスの化学殺人鬼に憧れ“化学オタク”になり、
母親にタリウムとか何とかいう薬品を盛り、殺そうとする。
そういう凶行に及ぶのだ。おそろしい…。
おっと不用意な発言はよしましょう。
この事件は起こったばかりでまだ調査中だからさ。
でもね、最近のこの事件も「社会」、「地域」、「学校」
そして「家庭」の教育が失敗した結果だろう。

 現代は一人っ子が多いし、その分子供にかける教育費
(というか単なる“かける金”)は昔より多くなっている。
だからみんなPS2持っている…。
そこへもってきて、ゆとりだ、自由だ、の“教育改悪”!!

 生意気で能無しで無責任で身体だけデカいガキが
金とチカラを手に入れたらどうなる?!
こりゃあもう「少年ギャング」だよ!!

 先生は「ゆとりと自由」を盾にした子供たちへの対抗手段を失い、
手出しできないから“甘く”なる。
僕が中学の頃の担任は毎日夕方のホームルームのとき、
一人ずつその日一日で何か忘れ物やミスがあるか否かを申告させ、
そのミスの数だけその生徒にビンタを食らわしていた
例えばその日は数学の宿題をサボり(忘れ)、体育の授業で
持って来なければいけなかった体育館用の運動靴を忘れたら
その生徒は二発打たれるのだ。
先生の機嫌次第で強さが毎日変わり、皆戦々恐々としていた。
 でもおかげで先生と生徒のバランスというか、関係は
上手く保たれていたし、僕はその先生のことは大好きだった。

 今はどうだ。ビンタはもちろん御法度!
テストだって順位をつけないって言うじゃなぁ~い♪(波田陽区風にね)
通信簿は○と◎だけだって?!笑っちゃうね、マジで。
運動会の疾走などの徒競走はみんなで手をつないでゴ~~ル!
アホか、日本の学校は!
文部科学省は!県教育委員会は!

 同じことを地域も家庭も行なっているんだよ!!
少年ギャングを作っているのは親であり地域であり
学校であり日本国なのだ!!

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