※参考記録

日本百名山山頂宙返りを敢行中の【雪崩★マン】が綴る社会学的山岳エッセイ!

当事者無視か!?

2002年10月25日 | 時事【current topics】
 あ~あ、とうとう32になっちまったぜぇ!

 今日、政府が、拉致されて帰国している5人を北朝鮮へ戻さないことを表明したね!
これって無茶苦茶じゃない?!

 先日も書いたように“みんな、認め合おうよ!”
これじゃあ日本政府のやり方は、彼らを拉致した北朝鮮と同じじゃん!
 24年間日本に残された被害者家族の言い分はもっともだ。
特に拉致された人のご両親は高齢なので、息子、娘たちと一緒に過ごしたいと
願いのは当然だろう。
しかし、考えなければならないのは
「日本と北朝鮮」、「日本に残されていた家族と今北朝鮮に残されている家族」
そして何より「24年間拉致されていた5名」のそれぞれの立場
拉致されていた人たちには彼らなりの立場や想いがあるのだ。
蓮池さんが言ったという
「俺達の24年間を無視するのか?!」である。

 拉致事件は「事件」として真相究明、保障問題…と解決すべきことだ。しかし、
“24年間”という時間は過ぎ去ってしまったことであるし、取り戻せないので、
この24年分も我々は、日本政府は、そして被害者や家族、みんなが考えなければならない。
加えて、今、日本政府が家族の意見を全面的に取り入れて
「5人を戻さない」と言ってしまうと、
北朝鮮は、はい、わかりました、とは言わないでしょ!
態度を硬化させるの当たり前じゃん。

 報道も過剰で、そのくせ一向に5人の想いや考えは伝わってこない。
寺腰さんは先日の帰国の際、
付きっきりで監視していた北朝鮮から同行してきた労働組合員の目が離れたとき、
母親に向かって「俺は死にたい」と泣いて訴えたというが、
こういう彼らの意見を聞くのは
周りの人達、ひいては両国政府じゃないか!!
こういう外交問題、国際問題に発展していることに対して
政府の態度や取り組みはあまりにもずさんで、甘すぎるんじゃないか!!
5人を戻さないよーだ。あっかんべー!ってやっても、相手は核持ってるんだよ!
戦争になったらどう責任取るんだ!!えー、こら!!

 ほんっとに、繰り返すけど、みんな、<真実の人>となって
認め合おうぜ!愛し合おうぜ!