何を考え何を想い何するの

神戸の山の暮らしから。
育児のこと、日々の手シゴト、身の廻りの自然のこと。
悩み進む楽しく愛おしい日々。

帯「流映」

2006年06月16日 | 綴れ織(1997~2006年 爪搔き本綴れ織師)

Obi04_2 1999.11 製作 ・ 2000.7 製作

金糸のグラデーションを 

どれだけ上手に 品良く 出せるかってのが勝負でした。

途中 何度もほどいて織り直したり。

結果、もうちょっと手仕事らしい面白みがあっても良かったカナ。

模様の部分は太い糸を使って 少し浮き出たカンジになっているので表情もあるし、遠目でみても ハッとするような気になる模様ですよね。

キリッと格好良く 締めたい帯です。


「二条城とチンチン電車」

2006年06月15日 | 綴れ織(1997~2006年 爪搔き本綴れ織師)

Obigak_6  2001.1 製作

京都府の事業で 

京都府下の風景を織った織り額で、9寸×1尺2寸くらいの大きさがあります。

下図になったのは 小さな古いモノクロ写真で、

二条城をバックに堀川通りにチンチン電車が走っていて お堀があったんですね。 

写真を織りで表現する初めての仕事でしたが 

濃淡だけの表現は やはり難しくはありましたがそれも返って楽しかったです。

濃淡に少しトーンの違う色を合わせて 31色 使ってますョ。

基本的に 私は 織りでしか出来ない表現で ものづくりがしたいなぁとは思ってるんです。ので「写真みたい」というのはナンセンスなのですが、一般的にはそういう言葉で賞賛をいただくことが多いですネ。

まぁ実物を見ないと 凹凸などの表情はわかりにくいというのもあるのですが。

つづれ織りというのは実にシンプルなので 限られた中ではありますが、

まだまだ これから’織り表現’を試行錯誤しながら やっていきたいなぁと思っています。


カード入れ(タテ型)

2006年06月13日 | 作る

Kom02_2 帯を織って タテ糸に少し余裕があるトキにつくったり。

いろんな色を ’かまち’で打ち込むのみなので、楽しんでつくってます。仕立てが手間かかるんですけどね。

友人から頼まれた時に作ったり、何かの御礼に渡したり。

名詞入れとしてや 診察券などカード類をまとめて入れておいたりに使えます。

つづれ帯の生地なので 丈夫で使うほどに手になじんで やわらかになってきますョ。


青海波白波小僧(せいがいはしらなみこぞう)

2006年06月11日 | 作る

Kom032004.10 作成

帯を織る 織り機で作成したタペストリー

なので帯と同じ生地で、なんとも上品な仕上がりでございます(^_^)。

中央にポストカードや写真をはさめるようにもなっていて、

青海波(せいがいは)という 古典紋様を使って、かつ

つづれ織りは糸の表情などが出にくいので タテ糸を見せる部分を設けることで糸の動きがアクセントになるカナと 創作しました…

評判はぁ…まぁ思いが伝わりにくかったみたいで…

また ソノウチ 進化させてお目見えさせますっ!


カエルspecial

2006年06月10日 | 綴れ織(1997~2006年 爪搔き本綴れ織師)

Zakspecial_1 転職して つづれ織りの修業に入り、

二年目くらいに 厚紙にたこ糸を巻きつけて

帯を織った残りの絹糸でつくった黄金カエル

なんで創ったのかは忘れたけれど、たぶん無精に自分の好きなものを織りたくなったんじゃぁなかったかなぁ(^_^)。

もともとカエルキャラが好きで 黄色の糸しか手元になかったのでこんな色合いになったんやけど、なんやかほんわかした気持ちになるカエルが完成。

いつのまにか 夫が余ってた額に入れてくれて それからず~っとデスクの上に。

このカエルがきっかけで 最近になって ひとつ新しいお仕事の話をもらえたり、で

ちょっとスペシャルカエル…?と勝手に思い込む。