何を考え何を想い何するの

神戸の山の暮らしから。
育児のこと、日々の手シゴト、身の廻りの自然のこと。
悩み進む楽しく愛おしい日々。

「二条城とチンチン電車」

2006年06月15日 | 綴れ織(1997~2006年 爪搔き本綴れ織師)

Obigak_6  2001.1 製作

京都府の事業で 

京都府下の風景を織った織り額で、9寸×1尺2寸くらいの大きさがあります。

下図になったのは 小さな古いモノクロ写真で、

二条城をバックに堀川通りにチンチン電車が走っていて お堀があったんですね。 

写真を織りで表現する初めての仕事でしたが 

濃淡だけの表現は やはり難しくはありましたがそれも返って楽しかったです。

濃淡に少しトーンの違う色を合わせて 31色 使ってますョ。

基本的に 私は 織りでしか出来ない表現で ものづくりがしたいなぁとは思ってるんです。ので「写真みたい」というのはナンセンスなのですが、一般的にはそういう言葉で賞賛をいただくことが多いですネ。

まぁ実物を見ないと 凹凸などの表情はわかりにくいというのもあるのですが。

つづれ織りというのは実にシンプルなので 限られた中ではありますが、

まだまだ これから’織り表現’を試行錯誤しながら やっていきたいなぁと思っています。