著者 バリー・ランセット 訳者 白石 朗
サンフランシスコで古美術商と私立探偵を営むジム・ブローディのもとに、
市警の友人から一本の電話が入る。
ジャパンタウンというショッピングモールで日本人一家五人が惨殺される事件が起き、
日本で生まれ育ち、日本の事情に詳しいブローディに助言を求めたのだ。
現場には、謎の漢字一文字が記された血まみれの紙片が残されていた。
その漢字は、四年前 妻が住宅火災で亡くなった現場にあったものと同じだった。
今回の事件は妻の死と関係があるのだろうか?
漢字の謎を追っていくうちに、娘が事件に巻き込まれてしまう。
愛する娘を救うべく、ブローディは強大な日本の秘密組織に立ち向かっていくが、
そこには驚愕の真相が……。
講談社インターナショナルで25年間、多くのテーマに関する本の編集をされた著者は、
日本のことに詳しく、日本国内の描写も違和感なく読めました。
超長編で、読むのに数日を要しましたが、ワクワクハラハラしながら楽しめました~