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 本は私の人生の友・・・

『神よ憐れみたまえ』

2021年07月16日 | 

著者 小池 真理子

 

昭和38年11月、三井三池炭鉱の爆発と国鉄の事故が同じ日に発生した夜、

12歳の少女は何者かに両親を惨殺された。

音楽家を目指す美貌の彼女の行く手に、事件が重く立ちはだかる…

 

※「人間の苦しみや不安を癒してくれるのが、本物の芸術なんだ。

だからこそ、そこに神が宿る。」

「これ、なんていう曲?」

父は、かけがえのない大切な言葉を口にする時のように、ひと呼吸おいてから答えた。

「神よ憐れみたまえ」

(少女と生前の父との会話)

 

12歳から晩年まで、舞台は東京から函館へ…

色々な登場人物たちと共に、少女は大人に なります。

両親が惨殺された時の小学校担任だった先生と、

函館で、共に年老いての再会は、感慨深いシーンでした😢

小池真理子さんは、大好きな作家さんです💕