図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

『タイム屋文庫』

2008年07月15日 | 
著者 朝倉かすみ

タイム屋文庫は、時間旅行の本だけを扱う貸本屋。
店主は抜け作の三十女で、亡くなった祖母の家を店舗にしている。
たまに半野良の黒猫がやってくる。
洋食屋の二代目もやってくる。
新聞販売所の奥さんや、じいさん軍団や、中学生男女もくる。
身元知れずの少女が住みつき、やがて若い娘たちがわんさか押し寄せることになる。
でも、店主が待っているのは、たったひとりの客・・・

このあらすじは、著者のブログに載っていたものを拝借(久しぶりに作家のブログを見ました)
自分であらすじを説明しようとすると、まとまりがなく長くなりそうなので、ほとんどAmazonなどから拝借して失礼しております。
作家のブログというものをしばらく拝見していたときもありますが、今はやめてます。
当然なんでしょうが、本を読んで自分で勝手に抱いていたイメージと違うので・・・柴田よしき、絲山秋子、そして朝倉かすみ etc.

さて、この本ですが、面白かったですよ。
1作目を気に入った作家の本はしばらく読み続けていって、あるとき急に読むのをやめてしまうことも多いのですが、朝倉さんも微妙です。
『田村はまだか』や、この本で、作家として安定してきたのでしょうか。
ツボを心得た本は、読んでいて面白いけれど、それだけという気もします。

他に最近読んだ本は・・・『二月三十日』(曽野綾子)、『サザエさんの東京物語』(長谷川洋子)などです。
コメント (6)