My Favorite Things

写真、舞台、Jazz、バーボン、星空 等々。
私のお気に入りです。

石井亜早実さん Live

2014年12月21日 23時59分00秒 | アート・文化

石井亜早実さんの初ライブに行ってきました。

劇団四季を退団後、6月の「ラフカット2014」(新宿全労済ホール)、7月の「0号」(東京芸術劇場 シアターウエスト)、そして9月の「ON THE TOWN」(青山劇場)と舞台を続けてきた亜早実さんですが、今回は初のライブを開催するとの事で楽しみにしていました。

会場は、高円寺にある割烹DISCO 大蔵。

コンパクトなスペースですが、その分密な時を過ごすことができました。
少し緊張気味のご挨拶で、ライブスタートです。
今回のライブは、「自分をいつも応援してくれる人達を近くで感じられ、お礼を伝えられる事」として、ライブを決めたそうです。
曲は、劇団四季時代に出演された舞台や、歌の練習をされていた作品など、亜早実さんにとって思い入れのある曲からチョイスされたそうです。
手書きで、来場者毎に名前も書かれたセットリストは、嬉しいです。


歌は、時に音程が?という事もありましたが、四季でレッスンを受けてきたんだなと感じましたが、ハイトーンが心地良いです。
「忘却の湖」や「我が家」は、舞台本編の中でも聴いてみたかったです。
「オン・マイ・オウン」は、石畳の街中にいるエポニーヌが浮かんできました。
今回一番印象に残ったのは、「私で良かった」。
亜早実さんが、ご自身のために歌っていたのかなと言う気もしました。
途中、「暗い曲が多くなってしまった」とおっしゃっていましたが、良い選曲だったと思います。
以前、四季を退団された方のコンサートでも、同じように選曲について語られていたのを思い出しました。
途中、休憩があったのですが、1人ずつにご挨拶をいただきました。
そんな心遣いも、とても嬉しいです。

トークの中で、亜早実さんの節目的な存在のステージとして、「春のめざめ」や「エルコスの祈り」、「美女と野獣」についての話もされていました。
思い返すと、「春のめざめ」でステージシートに座ったとき、隣の席でいきなり歌い出され驚いたことや、NHKホールで観た「エルコスの祈り」がDVDとして販売されたこと、四季での最後のステージとなった2月16日の「美女と野獣」も名古屋で観ていたりと、そんなステージを客席で観ていたことを思い出しました。

今回のライブでは、京都と奈良から上京していた友人たちが、開演時間の関係で泣く泣く諦めていました。
次回は、ぜひ参加したいとのことです。
もちろん、私もです。

次回は、生演奏で歌いたいとのこと。
舞台もライブも、今後の亜早実さんの活動が楽しみです!


魔法をすてたマジョリン 千葉・青葉の森公園芸術文化ホール

2014年12月21日 23時55分00秒 | 観劇

7月19日のハーモニーホール座間以来、久しぶりのマジョリンです。
広い公園の中のホールは思いの外コンパクトで、自由劇場の幅を拡張したような感じです。


5ヶ月ぶりですが、長野さんのマジョリンは安心して観ていられました。
表情が、とても良いです。
二幕でダビットへの恋心を見せているシーンは、魔女の小学生とは言え、子供っぽさが少し薄れ気味かな?

逆に意外だったのが、菅本さん。
オープニング後の幕前でマジョリンと話をしているとき「長いこと魔女にお仕えしているこの○た、あたしでさえ・・・」と珍しく台詞を噛んでました。
毎回、ベテランの上手さを感じていましたが、この日は少しだけ違和感も。

渡久山さんから代わった牧野さん、一幕は大人しめでしたが、やはり二幕ではこどもも大人も関係なく、観客全体をしっかり持って行ってました。
反面、魔女の山でマジョリンを怒鳴る口ぶりは、魔女の域を超える迫力です。
面白いけれど、ちょっと神保さんも観たくなってました。

おチビさん達が多いだけでなく、反応も良好。
ステージ下で隠れているマジョリンを探していると、あちこちで「いたっ!」なんて声があがってました。

澁谷さんのステファンっぷりは、相変わらず本当にの男の子に見えますね。
マジョリン、結局演じずに終わってしまうのでしょうか?
権守さんも、幼さなさを感じさせますね。

セット関係は、今回もさくらんぼが落ちきらなかったり、袖にはけるさくらんぼの木が幕に引っ掛かり、少しだけステージ側に引き戻してから幕を外して収めてました。
私が観ているときは、スムーズにいかないことが多いです。

そう言えば、隣席の年配の男性が子供以上に楽しまれていて、しばしばステージの俳優と一緒に歌を口ずさんでいました。
カーテンコールで判ったのですが、身内の方が出演したようで、大きく手を振ってアピールしてました。
これも、全国公演ならではの光景です。

お見送りの時に、長野さんに「地元群馬の富岡公演が終われば、少しゆっくりできますね」と話をしていたのですが、27日に宮古市民文化会館での復旧事業公演が組まれたんですね。
この公演が終われば、年明け~3月くらいで全国公演も終わります。

全国が終わったら、今度はじっくり観に行ける役に就いてくれると良いのですが。

マジョリン 長野千紘
ブツクサス 菅本烈子
ニラミンコ 牧野公昭
ダビッド 北村 優
オカシラス 南 圭一朗
プレッツェル婆さん  増山美保
ステファン 澁谷陽香
タツロット 辻本一人
花嫁 福久彩香

【男性アンサンブル】
諏訪友靖
荒井 孝
小林敏克

【女性アンサンブル】
山脇麻衣
梅澤紗耶
松尾千歳
権守美加子
脇野綾弓
松岡彩花
青柳絵里奈
能智慈子