サウンド・オブ・ミュージックのマリアダブルに心が揺れ、当日の朝まで悩んでの観劇となりました。
結局、昨日のマチネとソワレで江畑さんと智恵さんが演じたことから、日曜は江畑さんと信じたものです。
結果は、見事にはずれ、この日も智恵さんでした。
まあ、時にはこんなこともあるんだと自分を納得させました。
観劇前、ペンライトを忘れたことに気付き、友人から京都タワー内のショップで買えることを教わり、慌てて買いに行きました。
レジに並んでいたら、同じ目的の人が数名いて、ちょっと安心しました。
今回の公演は京都劇場10周年記念と言うことで、記念品が配布されていました。
クリップ脇のボタンを押す毎に、点滅、点灯、消灯が切り替えられるものです。
写真ではかなり明るく感じますが、実際はもう少し弱いです。
先日某オークションを覗いていたら、殆ど同じデザインで3色切り替えが出来るものが出品されていましたが、東京初演の時に配布されたものだそうです。
10年経っても同様のものがあるというのも、興味深いです。
さて、本編ですが、まずはセット。
フルバージョンと思っていたら、地方公演と同様の簡易バージョンで、ちょっとガッカリでした。
セットの壁面に足場がないので、まさかと思う間もなくアリとリサが下手から歩いて登場しました。
となると、ソフィーがビルに結婚式のエスコートを依頼するシーンやラストでも、床の迫り上がりもなしでした。
千秋楽と言うこともあってか、俳優の皆さんは気合いが違うような印象でした。
スカイが竹内君、ペッパーが一和君のめざめコンビ以外は、慣れたキャスティングと言うこともあって、安心して楽しめました。
昨年の東京楽近くは声の出が今一つな感じで、お疲れ感が強かった樋口さんは絶好調でした。
以前のようなばたついたドナの印象は薄く、シングルマザーでホテルを切り盛りしてきた頑張り屋のドナのイメージで良かったです。
私が好きなOur Last Summerから、手をすり抜けて、The Winnerまでの一連のナンバーもとても良かったです。
特にThe Winnerでは涙の熱唱となりました。
私の中では阿久津さんのイメージがデフォルトとなってしまったサムですが、荒川さんのサムも良いですね。
ただ、ドナに言う「つねってあげようか?」の一言は、阿久津さんの方が好きです。
ビルは久しぶりの野中さん、脇坂さんには申し訳ないけれど、安心して観ていられます。
脇坂さんもイメージ的には合っているだけに、台詞回しがもう少しなんです・・・。
役者が熱ければ、客席も熱い。
各ナンバーが終わる毎に、拍手も凄いです。
こんな状態なら、意識せずともテンションが上がりますね。
カーテンコールも、当然ハイテンションでスタート。
千秋楽カテコは、Super Trouper ~Gimme! Gimme! Gimme!へと続き、再び熱気を帯びたまま。
樋口さんの挨拶後も、幾度となく繰り返された声援に応えてくれました。
スケジュール的に実現できませんでしたが、本音としては智恵さんのドナが観たかった。
でも、観に来て正解でした。
四季劇場[海] | 2012年4月8日 |
ドナ・シェリダン | 樋口麻美 |
ソフィ・シェリダン | 谷口あかり |
ターニャ | 八重沢真美 |
ロージー | 青山弥生 |
サム・カーマイケル | 荒川 務 |
ハリー・ブライト | 明戸信吾 |
ビル・オースティン | 野中万寿夫 |
スカイ | 竹内一樹 |
アリ | 木内志奈 |
リサ | 細見佳代 |
エディ | 丹下博喜 |
ペッパー | 一和洋輔 |
【男性アンサンブル】 | 黒川 輝 |
平田郁夫 | |
相良昌彰 | |
ハンドコ アクアリオ | |
南 圭祐 | |
正木棟馬 | |
新井俊一 | |
【女性アンサンブル】 | 平田曜子 |
小島由夏 | |
山中由貴 | |
大槻純子 | |
岡本瑞恵 | |
小菅 舞 | |
谷 真梨子 |