午前2時頃から降り始めた雪が、朝には数cmの積雪となりました。
この冬、東京では数回雪が降っていますが、今回は本格的な積雪となり歩く時も足下に注意を払っている人が多くいました。
写真は、お昼近くの東京駅です。
「何も、こんな日に」とは思いつつも、1ヶ月ぶりの四季劇場[海]へ行ってきました。
今回は、オペラ座の地下室から姿を消した歌姫の、良い魔女ぶりを観るためです。
グリンダもエルファバも沼尾さんや濱田さんが半年も休み無く演じ続けていたので、かなりイメージが固定されていると思うので、新たにキャストされた方は大変だと思います。
そんなことを思いながら幕が開くと、シャボンのゴンドラに乗った苫田グリンダの登場です。
思っていた以上に似合っているのですが、額のところのピンマイクが額の縦皺のようにも見えて、表情が硬くも見える場面があったのが気になります。
年齢的に役のイメージに近いためか、コメディエンヌぶりは良い感じだと思います。
拍手も少なめな今日の観客からも、笑いを引き出すシーンが多かったと思います。
ただ、エルファバと箒で戦う?シーンでもそうでしたが、魔法の杖が少し長くて持てあまし気味のようです。
後のシーンでは、振り回した魔法の杖が途中から体に何度も当たっていました。
多少のぎこちなさがあるものの、もう暫く経てば自然な感じになるのでしょうね。
フィエロが登場すると、笑顔やキスでフィエロとのラブラブな雰囲気が。
舞台下手で抱き合っている様子を見ると、ボックも容易には近づけませんね。
Popularのシーン、ベッドの高さが微妙みたいですね。
ピョンと跳び上がるのは問題ないのですが、ベッドの端に腰掛ける時、ちょっと苦労?しているような印象です。
まだ少しばたつき気味なのか、ピンクのスカートがかなり上がったまま袖に捌けていきましたが、ちょっとお色気出過ぎかも知れません。(笑)
久しぶりの濱田さんのDefyin Gravityですが、何度聴いても素晴らしいです。
二幕で婚約発表の時の衣装の方が、苫田さんには似合っていると思います。
婚約発表の言葉を聞いたフィエロの複雑な表情が、印象的です。
こちらも久々のマダム・モリブルの森さんも、変わらず良い感じです。
婚約発表の席で、フィエロが去った後のグリンダの歌を聴いている時、何とも訝しげな表情を見せます。
さらにグリンダがネッサローズの件を問いただしたときに、グリンダをおじょうちゃんと呼んで一喝した時の表情は何とも言えません。
今回初見となるオズの魔法使いを演じた栗原さん、松下さんと比べると若い印象です。
歌声は、私は好みの声です。
カーテンコールでは、沼尾さんと同じように濱田さんと抱き合っていました。
拍手が少なかった今日の客席も、カーテンコールではだいぶ盛り上がりました。
最後、苫田さんが両手を客席にあちらこちらに振りながら、素敵な笑顔で袖に消えていきました。
苫田グリンダ、今後が楽しみです。
四季劇場[海] | 2008年2月3日 |
グリンダ | 苫田亜沙子 |
エルファバ | 濱田めぐみ |
ネッサローズ | 山本貴永 |
マダム・モリブル | 森 以鶴美 |
フィエロ | 李 涛 |
ボック | 伊藤綾祐 |
ディラモンド教授 | 武見龍麿 |
オズの魔法使い | 栗原英雄 |
【男性アンサンブル】 | 三宅克典 |
脇坂真人 | |
品川芳晃 | |
白倉一成 | |
清川 品 | |
清原卓海 | |
嶋崎孔明 | |
上川一哉 | |
成田蔵人 | |
【女性アンサンブル】 | あべ ゆき |
石野寛子 | |
荒木 舞 | |
今井美範 | |
宇垣あかね | |
遠藤珠生 | |
有美ミシェール | |
間尾 茜 | |
由水 南 | |
指揮 | 井上博文 |