読書感想とロードバイク日記2

週末のお天気の日にロードで走っています。晴耕雨読ならぬ、晴れたらバイク、雨の日は読書の日々

「逢魔が時に会いましょう」

2018年08月21日 | 日記
萩原浩(集英社文庫)

 軽快なユーモア小説です。
 主人公が大学4年の女子学生で、もう一人の登場人物が、ちょっと変な研究者の准教授。もののけ探しがテーマだけど、愉快な冒険の話になっている。

 内容紹介は
『大学4年生の高橋真矢は、映画研究会在籍の実力を買われ、アルバイトで民俗学者・布目准教授の助手となった。布目の現地調査に同行して遠野へ。“座敷わらし”を撮影するため、子どもが8人いる家庭を訪問。スイカを食べる子どもを数えると、ひとり多い!?座敷わらし、河童、天狗と日本人の心に棲むあやしいものの正体を求めての珍道中。笑いと涙のなかに郷愁を誘うもののけ物語。オリジナル文庫。

著者略歴 荻原/浩
1956年埼玉県生まれ。成城大学卒業後、コピーライターを経て、97年『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞受賞。2005年『明日の記憶』で第18回山本周五郎賞受賞、14年『二千七百の夏と冬』で第5回山田風太郎賞受賞。16年『海の見える理髪店』で第155回直木賞受賞   』

・・・最初の「座敷童」の話が好きだ。軽いお話で、頭休めに有効です。お勧め。

 ネットの感想でぴったり意見が合ったのは、以下です。参考まで。
『妖怪は面白い。実在した場合は無論のこと、実在しなかったとしても、どうしてそのような言い伝えが発生したのかという考察が面白い。この本では両方の面白さを半々ずつ楽しめる。
自分は特に座敷わらしのエピソードが好きだ。捕まえたときのシーンが鮮烈で。
ちなみに、主要人物2人(研究者と助手)はそれぞれ個性を持ちながらも無駄に美男美女設定で、全体的にフンワリとしたラブコメ仕立てになっている。そこも見所なのだと思う。』
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