人生の道標 Le poteau indicateur de la vie

.・.・.・ 東京にいたころ、沖縄にいるいま 見たり食べたり感じたり お気に入りをめぐるフォトログ ・.・.・.

シーサーの日

2011-04-03 |  ---歴史・伝統文化




4月3日 今日はシーサーの日

人々や家、町や村に災いをもたらす魔物を追い払ってくれる沖縄伝統の守り神シーサー

強烈な台風や紫外線にだって打ち勝つたくましい守り神シーサー

これ以上の災いが起きないよう、日本中そして世界中を守ってほしいですね



ちなみに このシーサーの日は単なる語呂合わせ記念日ではありませんヨ*^^*

シーサー発祥の地、やちむん(陶器)で有名な那覇市壺屋から全国に広めようと2002年に制定されました

となると、シーサーの原型は 獅子 だとされているのだから

明日 4月4日 も = 獅子 で

シーサーの日!! ですね(笑)

とにもかくにも毎日みんなを守ってほしーさー
^-^






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沖縄の魔よけ 石敢當(いしがんとう)

2011-03-02 |  ---歴史・伝統文化



沖縄に行くといたる所で見かける魔よけの石碑 『石敢當』(いしがんどう)
お土産用としても売られてたりしますね(我が家も昔頂いた石敢當が飾ってあります)

この石敢當、もともとは中国から発祥してきた除災・招福の石柱で
日本国内では沖縄や鹿児島地方に多く見ることができます
ちなみに沖縄では「いしがんどう」、鹿児島では「せっかんとう」と地域によって呼び方も
異なるのだそうです

おウチに侵入して来ようとする魔物(マジムン)を倒すためにある石敢當
基本的に石敢當はT字路か三叉路の突きあたりに置く物で
直進する性質を持つ魔物がT字路や三叉路の突きあたりにあるお家に入って来たり
はね返って向かいの家に入ってきてしまうのを防ぐために設置するんですって!!
写真のようにほとんどの建物や家屋の角に、こうした石敢當がありました

そして突進して石敢當に当たった魔物は砕け散るということです

しかし真っ直ぐにしか進めないだなんて、なんだかキョンシーみたいだね(古っ!!)






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沖縄 ~首里金城町石畳道~

2011-02-01 |  ---歴史・伝統文化


首里金城町石畳道
(しゅりきんじょうちょういしだたみみち)

沖縄県は那覇市、城下町首里に位置する琉球石灰岩で出来た石畳の古道
沖縄県指定史跡で日本の道100選のひとつ

1522年頃、尚真王の時代に首里城から本島南部に通じる道路
「真珠道」(まだまみち)の一部として造られました
当時は約10kmにも及ぶ長い道でしたが、沖縄戦で大半が破壊され
現存するのは首里金城町のわずか300mの区間のみとなってしまったのです
  
道の周辺には古い石垣や昔ながらの赤瓦屋根の古民家が建ち並び
ところどころ壁にはツタが覆い、雰囲気もすごくいいです
この風情ある町並みに一歩足を踏み入れれば、たちまち琉球王朝時代にタイムスリップ
古き文化に思いを馳せてしまいます(^^)
  
道沿いにはNHKドラマ「ちゅらさん」の撮影で使われた古民家もあるんですよ!!
眺めのいい高台にテラス席を設けた素敵なカフェもありました

道の途中には休憩できる村屋(トップ写真)もあり、ここは記念撮影にもピッタリの場所^^
また、石畳道から脇に少し入った聖地「首里金城の大アカギ」では
奇跡的に戦火を免れた大アカギを間近に見ることができます
樹齢200年にもなる大アカギは天然記念物☆
まわりはものすごい神聖な空気が漂っていてシャッターを切るのは遠慮させていただきました


首里城観光の折には、ぜひあわせて行っていただきたい散策スポットです^^
ちなみに真夏は暑くてちょっとハード、今の時期が気持ちいいと思います




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沖縄 ~浜比嘉島 吉本家~

2010-06-27 |  ---歴史・伝統文化


沖縄県うるま市 浜比嘉島 市の有形文化財に指定されていた「吉本家」
その「吉本家」が今年4月に火事で全焼してしまったことを遅ればせながら最近知りました。
私達が沖縄旅行で足を運んだ少し後の出来事だったのでとても驚き、とても悲しかったです。
何よりもここで生活していた住人の方々は全員外出なさっていて
ご無事だったとのことで本当によかったです。

ここに心からお見舞い申し上げます

今回この吉本家を記事にしてしまっていいものか、不謹慎なのではないだろうか、迷いました。
ご先祖様の写真も無くなり、“おばあ”の悲しんでいる顔を想うと本当に胸が痛みます。
でも、そんな時ふと、私だけが写真を持っていてはいけないと思ったのです。
形が無くともあの吉本家の素晴らしさを私の写真を通して少しでも多くの方に知っていただけたら!
そして吉本家のご家族が代々この家で生きてきた証を、ほんの少しでも
ここにアルバム代わりに残せたら!
無くなってしまったけれど、ここにはちゃんと、ずっと残っていく吉本家として。
そんな思いを込めて記事にさせていただくことを決断しました。

きっと“おばあ”がこの記事を見ることは無いと思いますが
(私のカメラでもすごいメカだーって言っていたので(笑))
お孫さん達がいつかどこかでこの記事を目にした時に
吉本家を懐かしみ、そして崇敬し、子孫に語り継いでいってくださればいいなと願っています。

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「吉本家」は明治の末期にイヌマキ(チャギー)という木を使い
「貫木屋形式」という建築方法で建てられた木造瓦葺平屋の一戸建住宅。
120年もの長きに渡り、その伝統的な建築様式をを守り続けてきました。




一般の個人宅でもあり、96歳を迎えた“おばあ”をはじめとする何人かのご家族が居住していました。
笑顔がかわいい“シゲおばあ”は女優の池波志乃さんと撮影のお仕事もされたこともある有名なおばあ
“おばあ”はその時の撮影秘話や、このおウチのこと、そして戦争に行ったご兄弟のこと・・・
色々な歴史を私達に語ってくださいました。 たくさんの貴重なお話をありがとうございました。


                   (こちらの画像は商品の発売元さんからお借りしました)




「カジマヤー」のお祝いの時に撮った写真も大切に飾ってありました。
※「カジマヤー」とは旧暦の9月7日に数え年で97歳の人々を祝う沖縄地方の風習のことを言います。



これからの新しいお家でご家族の皆様が安心して笑顔で暮らせますように



一日も早い復興をお祈り申し上げます。





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