世界は、その存在において、<他者>たちをさし示している。私が様々な<もの>にかこまれて存在していることは、そのまま、私の存在が<他者>たちに取りかこまれていることにほかならない。私にとっての世界そのものに、親近性の度あいはさまざまであれ、他者たちの痕跡が刻まれている。他者たちは、現前においても不在にあっても、私の世界の枠どり色づけ、意味を与える、私とともにある主体なのである。
差異と隔たり/熊野純彦
この著者が紡ぎだす言葉に魅せられています。
知性溢れる洗練された論理。
透明で寂寥な澱むことのない水を想起させる文章。
絶対に理解することができないからこそ、僕は言葉で伝えようとする。
あなたがいなくても。
差異と隔たり/熊野純彦
この著者が紡ぎだす言葉に魅せられています。
知性溢れる洗練された論理。
透明で寂寥な澱むことのない水を想起させる文章。
絶対に理解することができないからこそ、僕は言葉で伝えようとする。
あなたがいなくても。