助ぶ六゛

楽しかったこと、おいしかったもの、忘れられないこと

いざ京都へ

2006年04月24日 | レオのここ行った
今から深夜バスで埼玉県をでて京都にゆきます。よりにもよって雨が降っていて知人へのお土産のお菓子の紙袋にクリーニングのビニールを焦ってかぶせてきた始末。それにしても、あれやこれやと詰めたら、大した日にちでもないのにラフマのリュックがパンパンです。
観光はほとんどできなそうですが、はたして計るだけダイエットを始めて以来の計れない日々をどう過ごすのか、乞うご期待。

サルと道化と農夫と

2006年04月24日 | 助六のここ行った
さて日曜日。
しばらく展覧会に行ってなかったせいか、カラダの中からよからぬものが出てきて「アート、アート」とわめきます。
そこで、レオと二人でプラド美術館展に行くことにしました。

そうと決まったら、早速収蔵作品の予習です。
レオ先生は美術作品に詳しいので、いろいろと教えてもらうことにします。

レオ「はい助さん、まずこれは?」



助六「これは簡単です。ムリーリョの『エル・エスコリアルの無原罪の御宿り』です」
レオ「はい正解。なかなか良い出だしですね。では、これは?」



助六「これも簡単です。エル・グレコの『新しい本棚を買った平井堅』です」
レオ「いい勘をしていますね。でも次はそうはいきませんよ。では、これは?」



助六「これはムリーリョ『こいつぁ大食らいだ、早くおかわりを』です」
レオ「むむう。なかなか博学ですね。では、これは?」



助六「ははん。これはティツィアーノの『奥さん、脱臼ってのはクセになるからねぇ、気をつけて下さいねぇ』です」
レオ「むきーっ! 全問正解、ハワイ旅行ーっ!」

……。

そんなこんなで、9時の開館とほぼ同時に入ったのに、すでにけっこうな客の出足。
みなさん好きなんですね。
日本人の美術品に関する関心の高さって、世界的に見てもかなりハイレベルなものなのではないでしょうか。

さて、会場内の作品をじっくりと見て回ります(各作品の本当の名前は各自で調べて下さい)。
われわれが一番目を留めたのは、エル・グレコの『寓話』。




サルっ!
道化っ!
農夫っ!

なんか物語を感じさせます。
まんなかの道化の表情がいいです。
およそ、世界中の絵画の中でも、ふつう題材にしないような顔をしています。

とてもとても気に入ってしまったので、ふたりしておみやげのポストカードを購入してしまいましたとさ。

午後は同じ上野でやっている世界遺産ナスカ展にハシゴするはずだったのですが、50分待ちだったので別の機会に来ることにしました。
この選択が、われわれを歯止めのきかない散財行為に走らせることになるのでした。

つづく。