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国家の予算とは何だろうか

2009年10月19日 | 雲の日記
国家の予算とは何だろうか

 皆さーん、おはようございまーす^^         

今日も秋晴れのようです。明るい曇りかなぁと思っていたら、先程から太陽が
顔を出してきました^^ 嬉しいですね。それにしても気候が肌寒くなりました。

今朝など水で手を洗うと冷たく感じてしまいました。寒い季節をちょっと意識
してしまいました>< 寒いのは苦手なので.. (それとも田舎だから?)

今日は、大人でも分かっているようで本当はよく分からない事柄について勉強
しようと思います。知らなくても問題ないが、知っていた方がより理解が深ま

ることってありますよね。それに大人になると『それ教えて!』って気軽に聞
けないことが沢山ある..^^ だから、こっそり一緒に勉強してしまいましょう。

第一回の今日は、国の予算についてです。

最近のニュースを見れば“補正予算を組む”なんて言葉が踊っています。
『補正予算』って何だろう? なんて思う人がいるかも知れない..^^ 大抵の

人は私と同じように『漢字』の意味で見当をつけてしまうので問題はないか?
それでも正確に理解していた方が、『何となく分かる』から『分かる』に昇格
するようでニュースを見るのも楽しくなる筈です。   

●予算には、本予算、暫定予算、補正予算の3つがある。(国の財政の仕組み)

予算とは、国の収入と支出の見積もりです。予め計算することから『予算』と
言います。この予算には年度前に作る通常の予算(「本予算」あるいは「当初
予算」と呼ばれる。)の他に『暫定予算』『補正予算』とがあります。

暫定予算とは、新しい年度の始まる前に予算が成立しない時に(予算がないと、
新年度から活動出来ない)必要な範囲で暫定的に作る予算です。
なので、暫定予算は本予算が成立すればなくなります。

補正予算とは、年度の途中で天変地異や経済状況の変化や政策の変更により、
当初の予算を執行することが不可能であったり不適切であるときに、本予算の
内容を変更する予算です。この補正予算は、毎年のように行われています。

要するに国家を運営する為の『予算』は、年度の前に決められる筈だが(何か
の理由で)決められない時には、『暫定予算』で新年度を迎えるのです。
(予算が無ければ、新年度が来ても何も出来ないでしょう..その為に暫定的に
予算を作り、本予算が決まればそちらに移行させるのです)

今、民主党政権がしているのは来年度予算の策定です。もし間に合わなければ、
暫定予算で新年度を迎え、その後..本予算を成立させなければならない訳です。

予算は、財務省が各省庁の概算要求を取りまとめ、閣議で決定し国会の議決を
経て成立します。各省庁の概算要求は『各省庁が必要だと要求している予算』

なので、そのまま出す訳にはいかない.. それから財務省(今は政治家)が必要
かどうかの判断をしながら、削減していくのでしょう..

例えば今年の場合..概算要求は95兆円以上になったが、政府は92兆円位を
目指して調整したいとしていますね。(今の段階で) 3兆円が削減目標です。

以上の基礎知識を得てから、次の記事を見ると少し理解が深まりませんか?^^

(引用始まり)
藤井裕久財務相は19日、2010年度予算の一般会計総額を92兆円以下に
抑えたい意向を示した。また新規国債発行額についても「(09年度の)44兆
円より少なくしたい」と述べ、財政規律の必要性に関しても言及した。都内で
記者団に語った。

一般会計は概算要求段階で過去最大の95兆円超に膨らんだため、藤井財務相
は既存事業の見直しによって削減を図る方針。

仙谷由人行政刷新担当相も18日、10年度予算案の規模は「できたら92兆
円ぐらいに収めたい」と発言した。鳩山内閣は事業見直しについて、厚生労働、
国土交通、農林水産の3省の概算要求に重点を置いて進める方針。(共同通信)
(引用終り) (10月19日 京都新聞)


さて予算が分かったら、次に大切なのは予算の中身だろう.. 
始めに『予算とは、国の収入と支出の見積もりです。』とお話しました。

一般会計の支出は、各省庁の概算要求(95兆円超)を見れば分かると思いま
すが、問題は収入です><  

先の記事で藤井財務大臣は『新規国債発行額についても「(09年度の)44兆
円より少なくしたい」と述べています』.. 09年度は米国発の世界的不況の

ために多くの景気対策が行われ支出は膨らんだ。その時よりは赤字国債の発行
を少なくしたいと言うのです。日本はずっと『税収』の足りない分を赤字国債

で補って来た。毎年毎年、私達国民の背負う借金は増え続けているのです。
自民・公明政権がした借金(赤字国債)、そして今回の民主党政権のする借金

(赤字国債)..すべてが国民の借金として子々孫々まで引き継がれていくのです。
本来なら減らさなければならない『国の借金』.. せめて増やさないようにし

たいのですが.. (世界的不況の)昨年度に引き続き、赤字国債は昨年より少な
くしたい程度で終わっている..? 皆さんはどうしますか? 気にしないの?

●国債とは、国の発行する債券です。では、債券はというと、国や企業が資金
調達の際に発行する有価証券なのですが、要するに、借金するときに発行する
借用証書みたいなものです。ですから、債券の発行というと格好よいのですが、
要は借金をするということです。また、債券の場合には、借金を返済すること
を償還するといいます。ですから、返済日は償還日と呼びます。

●赤字国債とは、国の財政の赤字を補填するために発行される国債。財政法第
4条は「国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなけれ
ばならない。」と規定しており、国債発行を原則として禁止している。財政法
第4条の但し書きは「公共事業費、出資金及び貸付金の財源については、国会
の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行し又は借入金をなすことができる」
と規定しており、例外的に建設国債の発行を認めている。国債は将来の世代の
負担となるが、公共事業により建設される社会資本は将来の国民も利用できる
から、建設国債は正当化できる。一方、一時的に赤字を補填するために発行さ
れる赤字国債は、将来の世代に負担させることを正当化しがたい。

しかし、1965年度の補正予算で赤字国債が戦後初めて発行された。1975年には、
赤字国債の発行を認める1年限りの公債特例法が制定され発行された。その後
も特例法の制定により発行されている。(Wikipediaより)


当たり前のことだが、収入より多い支出をする為に赤字国債(借金)を発行する
ことは(将来の国民への負担を増すことだから)許されないとしているのです。

それを“赤字国債の発行を認める1年限りの公債特例法を制定”し発行されて
しまった。1年限りの公債特例法は、毎年毎年更新され(現在のような)膨大

な借金が蓄積されていったのです。有名なリアルタイム財政赤字カウンターで
見ると日本の借金総額は、1100兆円に近付いている.. どうするのだろう。

ニュースでは平成21年度末の赤字国債残高は約581兆円になると見込まれ
ています。増え続ける赤字国債のお陰で国家予算に占める国債費(償還や利払

いに当てる)の額は、20兆2.437億円(22.9%)にまで膨らんでいます。
この額は、支出第一位の社会保障関係費24兆8.344億円(28.0%)の

次に大きな割合を占めています。(数字は平成21年度当初予算より算出です)
赤字を補填する為に始めた『赤字国債の発行=借金』が、予算に悪影響を及ぼ

すまでに膨らんでしまったのです。その為にまた赤字国債(借金)を発行する。
本年度に続き、来年度もまた税収より多い赤字国債(借金)を発行することは
確実な状況です。

だからと言って、消費税増税に世論を持って行かれないようにご注意下さいね。

消費税増税には、絶対に反対です。


ちょこっとお勉強が..長くなってしまいました>< お許し下さい!
今日も元気で ファイト!!