自然食・健康懐石料理 『湯斗』(ゆとう)の旬の食材と料理 【湯斗で見れる花・ 雪の下(変わり花)】

旬の自然食材を使い、薬食同源を基に、30余年一筋に懐石料理を提供しています。健康安全食生活習慣に興味のある方、どうぞ。

一本しめじ

2007年10月16日 | 山菜
一本シメジ・・・正式にはウラベニホテイシメジと長い名前だ。
地方名で省略してイッポンとか、カンコとか言われる。

正式和名の『イッポンシメジ』は毒キノコです。

このイッポンシメジは裏側がサーモンピンクで表は絹糸のような細い筋が見られるのが特徴。

シメジの仲間で良く食べられるものは、十数種あります。
しかし普通売られているブナシメジ、本シメジ、シメジ、ヒラタケと言われている物は全部シメジの仲間ではありません・・ゾ!!
シメジの仲間は養殖できません。
これらを炊き込んで【シメジご飯】とは?・・・・・・・・

天然のシメジには2タイプあります。
油に合う物と、水に合うものとあります。
香り松茸味シメジ・・と言われているシメジは〈大黒シメジ、シモフリシメジ、本シメジ(天然品)〉などといわれてるものは、澄まし仕立て、和え物、茶碗蒸し、炊きものなど水気の料理に合います。

また、この一本シメジ、ムササキシメジ、サクラシメジ、等はホコリ臭いと言うか、土臭いと言うか、水系の料理にすると気持ちが悪い匂いで、食欲をなくしてしまいます。
しかし、天ぷら、フライ、バターソテーなどにすると大変良く合い、美味しく食べられます。


このきのこは、湯斗では天ぷらに出しています。
また処理をして和え物などにも使いますがね。

※きのこは、絶対に昔言われていたような、虫が食べた後があれば無毒・縦に裂けたら良い・茄子と煮ると毒消しに・等等全て迷信です。

我々が見ても毒か大丈夫かが分からない姿のものも多くあります。食べられるものと一緒に毒キノコも生えています。

分からないものは絶対に食べないように!!!
中毒に気をつけましょう。



※今年は良いきのこが少ないです。早めに秋の味覚をお楽しみください。



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