太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

わかればいい、わからなくてもいい

2018-06-02 19:03:21 | 日記
仕事中に、脚立が必要になって取りに行くと、あるはずのところにない。

何度もそういうことがあって、しかも今すぐ欲しい時にない。

んもう!と思った私は叫んだ。


「How come when I need a ladder,always NO!」
(なんで私が脚立がほしいときにいつもないわけ???)


それを聞いていた同僚が、シンクで何かを洗いながら吹き出した。

「ぶはは!!!あんたってホントにおもしろいんだからー。独自の英語を編み出してる!」

「ふん、でも私が何を言いたいかわかるでしょ」

「わかるわかる」

「わかればいいのだ」

自分でも、あんまりだと思う。

テストの答えに書いたら確実にバツだ。

いろんな言い方はあるが、せめて It isn't there ぐらいは言いたい。



私の姉一家がハワイに来たとき、話好きの義兄はどんどん夫や夫の両親に話しかけるのだけれど

慣れていないのでスラスラと出てこない。

「あー、」とか「うー、」をこれでもかと挟みながら、一生懸命に話す。

あとで夫の両親が、義兄のことを「とっても素敵な、いい感じの人で大好き」と言っていた。

私の父は、もっとすごい。

7年前私の両親がハワイに来たとき、夫の両親が空港まで迎えに行って、車の中に4人だけになった。

父は日本語でばんばん話しかける。

夫の両親はまったく理解できないのだが、そんなことはお構いなし。

状況や身振りでなんとなく、天気のことを言っているのだな、ぐらいはわかることもあるが

「ボクがハワイに来た45年前はですねえ、あれは大変だったですねぇー、あのときは・・・」

そうなったら、夫の両親にはお経にしか聞こえなかったろう。(のちに母に聞いた)

でも、英語が話せないからといって、終始黙って車に乗っているよりも

コミュニケーションをとりたいというその気持ちが、夫の両親に伝わったと思う。



どんな言語も、正しくなくてもわかればいい。

わからなくても、伝えたいという気持ちがあればいい。

年とともに厚くなるのは、本物の顔の皮ばかりじゃないらしい。











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