太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

違いがわからない残念なわたし

2024-03-05 10:40:02 | 日記
この化粧品を使ったら、肌がつるっつるになった。
とか、
このシャンプー使うと、髪の手触りが全然違う。
とか、
そういう情報を知ると、それが入手可能であれば使ってみることがある。
しかし、失敗だったということもなければ、「うわー!ほんとだー!」という目にあったこともない。

20年ほど前、友人の影響で、短期間だったがブランドコスメに足を突っ込んた時期があった。
シャネルのチークやアイシャドウもいろいろ持っていたし、1本何万円もする美容液を買ったこともあった。
が、しばらくしたら熱が冷めた。
シャネルのアイシャドーと、ドラッグストアのアイシャドウの違いが私にはわからない。
何万円もする美容液と、2500円ぐらいの美容液の違いがわからない。
何を使っても、可もなく不可もなし。

もともと肌は丈夫で、温泉に備え付けの乳液や化粧水を使っても荒れたことなどないし、基礎化粧品を持ってくるのを忘れて山奥の小さな宿に泊まったとき、そこはアメニティもなく、売店にも売っていなかったので、苦し紛れにリップクリームを顔に塗りたくったが、大丈夫だったほどだ。

丈夫なおかげで、ひどい目にあうことなく過ごしてきたが、どんなに違いがわからずとも、もっとキレイになるものを探さずにはいられないのがオンナゴコロというもので、懲りない。

違いがわからないのは化粧品だけじゃない。
たとえばワイン。
私はお酒を飲みたくて飲んだことはなく、その場の流れや雰囲気で付き合う程度だ。ビール1杯で眼の縁が赤くなり、お腹の皮膚の色が斑になって痒くなるタチ。
この2年ほどは、夫もすっかりお酒をやめたので、ますます飲む機会がない。
先日、ビーフシチューを作るのに赤ワインを買いに行った。
ドボドボ使うんだから安いのでいい、と思って、並んでいる中の1番安いのを手に取ったら、夫が、

「シチューだったら、どっしりした風味のこっちのほうがいいんじゃないの」

と言って、別のワインを持ってきた。
私は素直にそれを買ったけれど、『どっしりした風味』って、いったいなんなんだ。
どっしりしてない味って、なに?
ワインなんて、赤か白かピンクのどれかでしょ。
そりゃ、ポートワインは甘いぐらいはわかるけど、通が言うような、
『んー、トップノーズはカシス。そしてなめらかなヴィロードのようなタンニンが味わい深くあとをひくわね』
なんていうのを聞くと、本当にそういう味がするのか、と不思議に思う。


化粧品バッグの中に、20年前のシャネルのチークが1つ残っている。
中身を整理するたびに、捨てようと思って開けてみるが、割れてもおらず、カビてもいないので、なんとなく残してある。
チークに消費期限なんてあるのかな。
ま、20年も持っている人なんかいないだろけど。













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