陶子の心の窓

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コピー機のことなど

2018-06-05 11:31:51 | 仕事
コピー機がずーっと壊れっぱなしなんです。金曜日から^^;
オフィスでコピー機が壊れるのって致命的と思うのですよ。
でもね、ロシアでは仕方がないのです。

日本ではこういうオフィス機器はリース契約しているところも多いのではないでしょうか。
以前勤めていたところもそうでした。
定期的にメーカーの方が点検に来てくれたり、不具合が生じれば電話連絡ですぐ修理に来てくれたりします。
こちらロシアではそういうビジネスモデルがありません。

コピー機は買い取りです。そして、とても高価なものです。
調子が悪くなって修理に出したとしても、とても日数がかかり、代替品を出してくれることもありません。
こういう状態なら、日本企業の優れた製品と、至れり尽くせりのサービスで喜ばれること請け合いと思うのですが、今のところ、そうはなっていないようです。

こちらに長く住んでいる日本人の方たちとお食事する機会がありました。
いろんなお話を興味深く聞きましたが、その中に「ロシアでビジネスを成功させるのはむずかしい」ということも話題に上りました。
中国でさえもうまく軌道に乗せることができなかったとか。どんなビジネスだったのかにもよりますが。
人々の考え方、習慣でしょうか。

日本はとても便利ですね。不便なところにビジネスチャンスあり!的な感覚で、どんどんモノやサービスが展開していきます。
それだからこそ、そのサービスを提供する側に無理が生じている場合もありますね。
たとえば、24時間営業とか。
コピー機にしても、「今使えないと困る!」とお昼休み返上で修理に駆けつけることは珍しいことではないでしょう。
そういうことは少しずつ社会全体のゆがみにつながります。
ロシアにはそういうストレスは見受けられません。

どちらがいいか、どちらが暮らしやすいかは人それぞれ。
結論は簡単に出るものではありませんし、現在の私は「そうなのね」と受け入れて「じゃ、どうしようか」と考えるだけです。
それもいいかな、と思います。

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