虚無交換日記

神戸大学将棋部の住人たちによるブログ

令和元年個人戦振り返りpart1

2019-05-20 03:24:51 | F
お久しぶりです。3回生の古田です。
今期の春季、今まで結果のあまり出てなかった個人戦でそれなりに勝ち進めたのでたまには自戦記を残してみようかと思い、今回筆を取りました。
今回の個人戦は将棋以外のことで忙しかったこともあり、準備不足のままで迎えることになりました。そんな中入ったブロックは正直抜けやすい所に入れたな、と言う印象でした。とはいえ未知数の新入生もいることですし、怖さも感じていました。

初戦(2回戦)vs中井(京都)
先手番で相手の四間飛車に対し、ミレニアムで対抗。無事に組めて作戦勝ちを意識していたのですが...

図から▲22歩△36歩▲25桂が最悪の組み合わせ。自分で桂を跳ねておきながら頭の中で▲24飛の筋を含みに戦えるつもりになっていたのが酷い錯覚で絶望しました。

結果的にこうなりました。相手玉は鉄壁、自玉は角、龍に無限と金と、硬いミレニアムもこうなっては酷いです。本譜は泣きながら▲75歩と突き、紛れを求めました。

色々攻めてみたり粘ってものの、受け潰され、悲しい気持ちに包まれていました。図は▲87金と勝負手にならない勝負手を繰り出したものの明らかに攻め駒不足は否めません。しかし諦めたら終わりと思ってひたすら粘りました。

なんとか飛車を手に入れて図から▲34飛と打ちました。無理は無理ですが、△68と▲74香△同香(香逃げておけばはっきり負け)▲同飛△71香▲24飛△同歩▲84歩と進め、希望の芽が出てきました。その後、相手の方にミスが出て、奇跡的な大逆転勝ちを収めました。対局中は投了後のことをずっと考えているレベルだったので、勝った時は感極まるような心地でした。

2回戦(決勝)vs森(大阪市立)

後手番の戦型は角換わりで(図は私は奥側)、千日手を目指しました。たまにみる筋の△61飛を発動。これは▲83角と打たせてその馬を負担にさせる方針で指す将棋です。
以下、馬を負担にさせつつ玉側で手を作り、難しいながら勝ちやすそうな将棋になりました。その後、熱戦になりましたが、入玉コースであませる展開になりました。

図は投了図で自玉が3九にいますね笑
というわけで無事に本戦に進出することができました。
本戦初戦の相手はまさかの同じ理事の仲間であり、普段からよく練習も指している千野くん。前回の個人戦では優勝を果たし、文句なしの強豪でもあり、嫌な相手だなと思っていました。
今回の記事はここまでして、本戦の将棋は次に回そうと思います。
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