お久しぶりです、元部長です。ということで先日行われた第一回兵庫県将棋団体最強決定戦の振り返りをしたいと思います、まずは結果からですが
優勝しました!!!
いやー勝つのは良いですね、記念すべき第一回で優勝できたのは嬉しい限りです。え?大将の私が何勝したのかって?まあまあ良いじゃないですかそんなことは(本選で1勝3敗)(最強なのは僕じゃなくて大明神後輩とゴリラ先輩定期)
はい、ということで気を取り直して振り返りをしたいと思います。
大会三日前
せっかく大会にでるからということで大学に集まって皆で将棋を指しました。奇数だったので絶賛就活を満喫している主将も来てくれたのは非常に助かりましたが、そもそも会場まで自転車圏内の彼が出るべきだったのでは…
この会では大将の0勝という悲惨な結果になったのですが、その後の3切れでは後輩達をこてんぱんにできたのでなんとか機嫌を戻し帰路に着きました。
大会当日
大会に向かう電車の中で、加古川まで行くんだから一つでも多く指したい、まあ代表もかかってない大会やからまあレベルもぼちぼちやろと話していました。(フラグ)無事大会に着き会場を見るとなんと理事長がいるではないか。参加者を見てもどっかで見たことのある名前や顔が揃っており軽い絶望を感じながら対局へ向かうことになりました。
一局目
初戦の相手は大商大囲碁将棋部OBでした。形勢としてはやや悪からの中段玉で粘る形になり、最後まで分からない終盤でしたがなんとか勝つことが出来ました。ここで負けてももう一局指せるからと割り切れたのが功を奏したのだと思います。2勝1敗でチームも勝ち、幸先の良いスタートになりました。ただこの対局では隣の後輩が早々に投了しておりこの大会のレベルの高さを痛感するとともに、団体戦の戦い方をまだ知らないのか、これはもっと指導する必要があると思っていました。まさかその後自分があんなに情けない将棋を指すことになるとは…
一、 五局目
次の相手はなにわやです。この定食屋は前日からマークをつけていたのですが、時間的には厳しいかなと思っていました。ただそこは歴戦の旅狂いのなせる勘か、迷う我らを先導した先輩がしっかりと時間を見定めて無事にかつめしを食べることができました。これでノルマクリアは達成です。私好みの雰囲気の良いお店で店主の方も将棋に詳しく、これが加古川かと関心していました。(なお、そのお店から徒歩10秒の駅は高砂市の模様)
二局目
ここからは本選でトーナメントです。相手は京都大学で大中さんでした。なんで加古川まで来て大学生同士で当たるんだという気持ちと、対局できて嬉しい気持ちがあり胸を借りるつもりで挑み無事玉砕しました。諦めていた局面はソフト的にはまだまだ難しいらしいのですが、さすがに自分には難易度が高すぎました。とはいえそのような局面を拾って勝負型にしなければ強くなれないのでここは課題の残るところです。なんとかチームは二勝一敗で、まだ対局が出来ることになりました。後輩のスタンド能力と先輩のゴリラ力を感じる勝負でしたね。
三局目
次の相手は忍者ハッタリ君です。優勝候補のチームだったようで、私の相手も見るからにしっかり将棋が強そうなオーラを放っており無事玉砕しました。まあ負けたのは良いのです、相手が強いだけなので。問題はその内容で無理な仕掛けを無理だろうと思いながら代案も見つからず仕掛け、結局そのまま負けました。盤面から対局に向かう姿勢まで良い点は全くなく本当に恥ずかしい限りです。時間も大量に残し一人会場を去りベンチで自分への情けなさを噛みしめていました。数分の後落着きを取り戻し会場へ戻るとなんと後輩が熱戦を繰り広げているではありませんか。形勢はやや悪、時間は敗勢でしたがなんと逆転しチームも二勝一敗でした。このあたりから今日はいけそうな雰囲気が出てきたでしょうか。
四局目(準決勝)
次の相手は津山市役所です。もうここまでくると勝つしかありません。本局はこれまでの対局で初めて序盤から満足のいく展開になり、途中は必勝までありました。そう、必勝だったのです。しかしなんということでしょう。手拍子で指した手が悪手でまたそれが悪手を呼び一気に敗勢に。準決勝で勝つと負けるのでは全く違います。何が違うといえば景品です。ここまで来たからには絶対に景品を獲る、と意気込んで乗り込んでいったのですがもうここまでくると呆れるほかありません。何となくチームが勝っている雰囲気は分かっていましたがその通りでチームは二勝一敗で無事決勝進出が確定しました。なおこの対局でも後輩はスタンド能力を駆使していました。六部までしか知らないのですが、ラバーズやトーキング・ヘッドあたりになるでしょうか。単純に強かったのでスタープラチナでも良さそうです。(誤解を招かないように追記しますがソフト指しのことを指しているのではありません)閑話休題。
五局目(決勝)
最後の相手は終盤の豆鬼です。この方々は一回戦で理事長率いるチームに勝っており、朝から大変なことになっているなと驚いた記憶があります。準決勝でも同チームを跳ね返しており、これまたびっくらぽんです。世間は広いですね。とはいえここまで本選で0勝3敗、良いところがない私としては何とか最後くらいはチームのために頑張らねば、という気持ちで対局に臨みました。(フラグ)
この対局も序盤はまずまず上手くいき、終盤までは上手くいきました。そう終盤までは。強い人は終盤が強いから強いのであって相手の方もご多分にもれず粘りがすごいのなんの。ソフト的には2000点ほどこちらが良いところから攻防手を放ったかと思えば、無理やり金駒を取ってぺったんぺったん。一手緩めば食いつかれると思い、こちらもひたすら駒を打ったのですが金駒で金駒をとっても良くなるはずがなく、最後は開きなおって指しているといつのまにか一手違いの局面になりました。相手が一手勝っている局面です。草。
とはいえここまでの連戦で相手の方も満身創痍だったでしょうか、時間切迫にも助けられ最後は逃れて何とか勝てました。
実はこの対戦でも何となく察していたのですが隣の先輩後輩は既に勝っており言ってしまえば私の対局は消化試合でした。チームノタメニガンバレテヨカッタナア。
総括
ということで幸運にも長く将棋をさせてもらい望外、いや僥倖の結果になりました。大学での将棋人生で初めての賞なので何も貢献していないですが素直に嬉しく思います。そしてチームメンバーには感謝しかありません。私は一軍戦でもそうですが大事なところで当たりが悪く勝ち星計算ができず今回もそうでした。そのため、メンバーは勝ちを要求される厳しい状況でしたが、しっかり勝ち切ってくれたのは流石の一言に尽きます。
とはいえ、今回優勝できたのは運の要素も大きかったように思います。このタイミングで当たらないと勝てない、といった組み合わせばかりでした。この運の強さが一軍戦まで続いてくれれば良いのですが…
また、今回勝てたのはかつめしの力も大きかったでしょう。おそらく周りの人がコンビニで簡単に済ませたところ、時間に余裕がなくてもご当地のものを食べるという制約と誓約が効きました。
個人としての振り返りはもっと頑張らねばというのみです。いつまでも人に頼ってばかりではだめですので、私も学生大会で有終の美を飾れるよう精進を重ねます。頑張ります。
追伸
学生最後の夏休みということで何かイベントあればなるべく参加しますので部内外問わずご連絡下さい。直近だとKFC杯に参加します。
それと二軍戦のノリで変なチーム名にしようかと30分ほど考えましたが日和ってしまいました。この悔しさは秋の二軍戦で晴らしますので部員は参加への協力お願いします。
それとタイトルはあくまでも冗談ですので。最強決定戦という名前にちなみ、大人気アニメの先生の言葉をお借りしただけで私個人としては全くそのような意図はないので対局の際はお手柔らかにお願いします。
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