一軍戦、お疲れ様でした。
表題にもある通り、B級全勝で居残りもなくA級に昇格することができました。
いやぁ~、強かったです。というか、最終戦(つまりA昇格をかけた戦い)で相手の強い方が複数人来られなかったという運も味方したと思います。
全体の振り返りは主将か部長の方が書いてくださると思いますので(たぶん...)、自分の振り返りをします。
一日目
相手はその大学で主力の方。中飛車党という情報を基に右玉でいこと考えていました。今回のオーダーは大将だったので、対局前に振り駒という大役がありました。見事先手を引くことができました(一勝)。対局が始まり、▲2六歩、△3四歩、▲7六歩、△4四歩、▲2五歩、△3三角、▲4八銀と進み、まあ次辺りで5筋に振ってくるかなと考えていました。...が、△3ニ飛! 予定と違い頭が真っ白になりました。取り敢えず急戦模様で進めましたが、普段なら絶対にしない駒組や攻め方をしてしまい、何もできず負けました。やっぱり大一番だからといって普段と違うことをするのはよくないと深浦九段が言っていた気がしますが、その通りですね。チームは6-1で勝ちました。すみません...
二日目
相手はその大学で2番目に強い方。初段くらいだそうです(本人に聞いた訳ではないので定かではありませんが)。事前の戦型チェックで3三銀型と早々に角道を止め、矢倉に組んでくる方ということが分かっていたので、右四間でいくと決めていました。振り駒は今回は後手でした(一敗)。まあ、不戦勝もあり実際に対局するのは4人だったのであまり関係ありませんが。対局は今回は予想通りの戦型に。これはもう相手の棒銀の攻めが来る前に4筋を突破しなければいけません。右四間は攻めが止まってしまうと角で飛車を狙われたり、棒銀の攻めがきたりするのであまりゆっくりはできません。なんとか馬で王手飛車をかけて飛車をゲットし、寄せに入りました。しかし、手が見えません。この時残りの持ち時間は私が23分、相手が一分将棋に突入していました。なので勝負どころとみてじっくり時間を使いました。ここら辺で左隣りで戦っていた先輩が私の将棋を覗いていたので、余裕なのかと感じました。実は対局前に勝ち数対決になった時に2敗するとまずいかもしれないと言われていました。この時既に3、4番手の試合は勝ちで終わっていたため、すこしプレッシャーが減りました。しかし、いくら考えてもいい寄せが見えず、結局ゆっくり龍を角のラインからそらしました。そこから相手も飛車と角で自玉に迫ってきて受ける時間も増えてきて怖い思いをしながら指していました。実際は私の勝勢だったようですが、やはり大駒が玉の周りに迫っていると怖いものです。私も一分将棋に入り、入玉阻止と、自玉の安全度も考えながらなんとかミスなく指しきり、勝ちました。
勝つのは難しいと本当に感じた一局でした。優勢になってからは間違えないようにしなければ、という思いからずっと緊張状態で手が震えていました。相手が投了した瞬間、やっと今年の公式戦で自分の力で勝利を挙げられたという嬉しさと安堵を感じ、しばらく声が出ませんでした。
その後控室に戻ると、左隣りの先輩が敗れていたことを知りました。私が負けていたらと思うと... 勝てて良かったです。これは自信になる一局でした。
まとめ
チームとしてA級に昇格でき、自分も勝利で終わり二日通しても一勝一敗と負け越さず、良い一軍戦だったと思います。
二軍戦も(もちろんテストも...泣)頑張ります。
追記:最終戦で勝った相手校は入れ替え戦に回ることになり、さすがに主力が複数いないようでは負けるだろうと皆が思っていたところ、まさかの「4-3で勝利し、A級昇格」という相手校のツィートが部内で共有され、驚愕しました。やっぱり将棋は何があるか分からないですね...