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世界の中の日本 幸福とは何か 

2018年06月16日 14時31分51秒 | サロン関連資料

  世界の中の日本 幸福とはなにか?(世界幸福度ランキング)平成30.6.16 於6月例会

2018年3月14日、国連が『世界幸福度ランキング』を発表した。このランキングは「所得」「健康と寿命」「社会支援」「自由」「信頼」「寛容さ」などの要素を基準にランク付けされたもので、昨年日本は51位であった (Sustainable Development Solutions Network)

2017年10月現在の加盟国は193か国

(1)人口あたりGDP(対数)、(2)社会的支援(困ったときに頼ることができる親戚や友人がいるか)、(3)健康寿命、(4)人生の選択の自由度(人生で何をするかの選択の自由に満足しているか)、(5)寛容さ(過去1か月の間にチャリティ等に寄付をしたことがあるか)、(6)腐敗の認識(不満・悲しみ・怒りの少なさ、社会・政府に腐敗が蔓延していないか)の6つ 

世界幸福度ランキング2018

第1位: フィンランド 第2位: ノルウェー 第3位: デンマーク 第4位: アイスランド 第5位: スイス                                                      第6位: オランダ                                             第7位:  カナダ 第8位: ニュージーランド 

第10位:オーストラリア

第11位: イスラエル
第12位: オーストリア
第13位: コスタリカ
第14位: アイルランド
第15位: ドイツ
第16位: ベルギー
第17位: ルクセンブルク
第18位: アメリカ合衆国
第19位: イギリス
第20位: アラブ首長国連邦
第23位: フランス
第24位: メキシコ
第26位: 台湾
第28位: ブラジル
第33位: サウジアラビア
第34位: シンガポール
第35位: マレーシア
第36位: スペイン
第42位: ポーランド
第46位: タイ
第47位: イタリア

残念ながら日本は50位以内に入賞ならず、昨年より3つ順位を落とし「54位」であった。ドイツが15位、米国が18位、英国が19位、フランスが23位ですから、日本のランクは著しく低い結果といってよいでしょう。ちなみに韓国は57位、ロシアは59位、中国は86位です。最下位はアフリカの「ブルンジ共和国」で、ポイント的には1位のフィンランドの半分以下という結果になった。1位に輝いたのは、自然が溢れ教育費や医療費が無料のフィンランド。フィンランド大使館のコッコ・マルクス参事官は「1つあげるなら自然だと思う。冬はオーロラなどが見られ、夏はいろんな島に行ったりサウナを楽しんだり、泳いだりということも楽しめる」とフィンランドの魅力を語る。

同調査は、各国で毎年1000人程度に「今の幸せは10点満点中何点か?」を電話やインタビューで聞くもの。国ごとの過去3年の平均値を算出し、人口当たりのGDPや健康寿命の数値も評価対象になっている。調査に携わったことがある世界平和研究所の高橋義明主任研究員によると「あくまで主観の調査なので文化の違いが影響する」という。

例えば、13位のコスタリカは「生まれたからには幸せであるべき」との考えからほとんどの人が「10」と即答。また、6位のオランダは「7」「8」と答える人が多く、「不幸せ」に対して前向きに価値を置いて考えていることが背景にあるという。54位の日本で、多くの人が答えるというのが「5」。アーサー・ホーランド牧師は「日本は無常・儚さを長い歴史の中で染み込ませている民族。『禍福は糾える縄の如し』という言葉があるように、人生は幸福と不幸が入り混じるものだという概念があるために『5』と回答する人が多いのでは」と指摘する。

一方、欧米には「Happiness(幸福)」と「Blessing(祝福)」があるとし、「響きは似ているけど、幸福は状況によって変わるもの、祝福は台風の目のようにどのような状況にあっても安堵感が与えられるという概念。上位5位の国々の国旗は全て十字架が入っているように、キリスト教の影響を受けている国ばかり。こういう国では特に『幸せは神に祝福され与えられるもの』と考える人が多い。その価値観が植え付けられているので、どんな試練も苦しみも益となるんだという前向きな考え方が影響している」と日本との違いを述べた。

                                      幸福論                平成30.6.16

 

 

 

幸福論(こうふくろん、Eudaemonics)とは幸福ひいては人生そのものについての考察・論究のことをいう。                                            「三大幸福論」と言えば、ヒルティの『幸福論』(1891年)、アランの『幸福論』(1925年)、ラッセルの『幸福論』(1930年)による3つの幸福論を指す                 

幸福論の特徴    

アリストテレスBC384 ギリシャ哲学者ニコマコス倫理学』 幸福とは快楽を得ることだけではなく、政治を実践し、または人間の霊魂の固有の形相である理性を発展させることであるとして、幸福主義をとなえた。

エピクテトス  50~135ギリシャ哲学者 『語録』 己の力の及ぶものと及ばないものを識別し、自己抑制をもって生きることを説く。

スピノザ    1632~1677オランダ哲学 『エチカ』 物事を永遠の相のもとで見ることが幸福(神に対する知的愛)への道であるとする。

ショーペンハウエル1788~1860 独 哲学 『幸福について』 目先の環境に振り回されるのをやめ、すべては空しいと諦観することで精神的落ち着きを得るべきである。世俗的な幸福の源泉を人のあり方・人の有するもの・人の印象の与え方に大別した上、肝心なのは「人のあり方」であるとする。              『意志と表象としての世界第四部』自他の区別を去った意志の否定を説く。                                          

アラン   1868~1951仏 哲学 『幸福論』 健全な身体によって心の平静を得ることを強調。すべての不運やつまらぬ物事に対して、 上機嫌にふるまうこと。また社会的礼節の重要性を説く。                              

ラッセル  1872~1970 英 哲学 『幸福論』 己の関心を外部に向け、活動的に生きることを勧める。

ヒルティ  1833~1909 スイス 法学者 『幸福論』 神のそば近くあることが永続的な幸福を約束するとする宗教的幸福論。                                  

福田恆存1912~1994 評論、劇作家 『私の幸福論』不公正な世の現実を見据え、弱点を弱点と認識した上でとらわれなく生きること。望むものを手に入れるために戦い、敗北しても悔いないこと。                                                                                  ウイキペディア

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