鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

指導者は福音の「全体像」をもつべき

2018年01月30日 | 政治見識のための政治学





前回、「聖書に書かれてない御言葉が天にあるのでは」、とか、「それは神語(かみご)で書かれているのでは」とか、申しました。

するとこんな意見も出るのではないでしょうか~

そんな重箱の隅をほじくり返すような考察をするのは、そもそも価値があることなのか。

そんな思考に入っていくと、一般の人々に福音の核心を放念させるのではないか。

イエスの十字架死による贖罪を力強く繰り返すべきではないか。

~などなど。






<指導者は全体像を>

それはある意味、正解だと思います。

鹿嶋は、こういう思考は、特殊な立場の人にのみ価値あるのではないかと思っています。

いってみれば「指導者」の立場にある人々です。

具体的には、信徒や伝道者の群れを指導する立場にある人でして、

教会の主管牧師とか神学者がそれではないかと思います。





この人々はやはり、福音の「全体像」をもっているべきだと思うのです。

伝道は教会の伝道師だけでなく、一般信徒も行います。

クリスチャンはみな伝道者でもありますからね。

彼らは、とにかく「イエスの十字架死があなたの罪の代償になる」と伝え、
その人の霊感を聖霊が開いてくれるのを待てばいい。

昔ナザレ村に生まれた一青年が「創造神の子」で人類の「助け主」だなんて、
日常的感覚では受容できません。

だが、霊感が開けば、それが「本当だ」と感じられる。
聖霊が働いて感じたら、それを心に保つを助ける、というのが伝道者の主たる仕事です。





ところが伝道者は、上記のような細部の問題に首を突っ込んでいると、
福音伝道のエネルギーを消耗しがちになるのですね。

そんなとき、指導者は、助け船を出せることが必要だと思うのです。

一定の理解を提示して納得させる。
そういう人物が、信徒の群れの中には、最低限一人は指導者として存在していることが必委です。







<パウロの「第三の天」>

実際、聖書に記されていない、神語(かみご)のような言葉の存在は聖書にそのまま出ていますよ。

パウロの「コリント人への第二の手紙」にこんな聖句があります。
これも少し長いけど、引用してみましょう。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・私は主の幻と啓示のことを話しましょう。
私はキリストにある一人の人を知っています。
この人は14年前に~

 肉体のままあであったか、私は知りません、
肉体を離れてであったか、それも知りません。

創造神はご存じです

~第三の天にまで引き上げられました。

私はこの人が~
 
 それが肉体のままであったか、肉体を離れてであったかは知りません。
創造神はご存じです。

~パラダイスに引き上げられて、人間には語ることを許されていない、
口に出すことの出来ないことばを聞いたことを知っています。・・・」

(「コリント人への第二の手紙」12章1-4節)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


(引用終わり)

ここで、パウロが「一人の人」といっているのは彼自身のことです。

彼は一つには、コリント教会の信徒たちに神秘主義が流行するのをさけるために、
こういう書き方をしているのかもしれませんね。




<幽体離脱かペアー量子体か>

また、「それが肉体のままであったか、肉体を離れてであったかは知りません」というところは~
 今の心霊科学用語をもちいると幽体離脱(ゆうたいりだつ:霊が一時的に身体を抜け出ること)となりそうなところです。

他方、このブログで紹介してきた量子論の知識を用いると、「パウロのペアー量子体が天に引き上げられた」と解することも可能です。

いずれにせよ、パウロは「人間には語ることを許されていない、
口に出すことの出来ないことばを聞いた」とはっきりいっています。

これなんて、神語っぽいよね。

がとにかく、これほど直裁的に言われると、信徒の中には、これは一体どういうことだと考え込む人も出るでしょうからね。

やはりこれを福音の全体像の中に納めて説明できる指導者は、いてくれるとありがたいではないでしょうか。

そこで次回に、これも収納した福音の全体像、鹿嶋の自由解釈による全体像をのべてみましょうか。

さて、どうなることやら・・・。





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