鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

民を定住させなかったのは

2007年01月27日 | “エホバ”の奥義
                    

 創造主という神の概念は人間の意識に自然発生しない。
これを一民族社会のマジョリティ(大多数)の意識に植え付けるためにエホバは様々な仕事をしている。
~~こういう観点から旧約聖書に書かれている出来事を追ってきました。
これをしている過程で鹿嶋の中に新しい気付きが生じてきています。


                    


 エホバはアブラハムに目をとめて、彼の子孫をそのための民族にすると決めた~~このことは前述しました。
だがこのときエホバはまた、アブラハムに父祖の地を旅立つように命じているんですね。
そして、自分の命ずる方向に向かえと、旅を続けさせています。なかなか定住させない。
その状態で、イサクを授け、ヤコブを授けて人数を増やしていきます。

 旅を続けさせた意味も、鹿嶋は実感できるようになってきました。
人間は定住すると、生活実感の中に自然に発生する神々をその地にどんどん蓄積していくのですね。
実感を高めるために像に刻みますから、それらがその
土地に残る。
こうして時とともに神々を蓄積していくことになる。湿潤の土壌に雑草が生い茂っていくかのように、神々が増殖していきます。


                    

 アブラハムの一族だって、ある地点で定住したらそうなり易いのですね。
だからエホバは、彼に妻と使用人たちをつれて父祖の地を出るように命じ、
さらにあちらへこちらへと旅を続けさせたのでしょう。

 でも、目的地はありました。それがカナン(今のイスラエルとその周辺の地)でした。
彼らがそこにつくと、エホバは彼らをしばらく定住させます。
しかし、後にまた飢饉を起こしてエジプトに向けて旅立たざるを得なくします。

 どうしてそんなことをするか。
創造主の概念をこの民族のマジョリティに定着させる仕事は、まだ完成していなかったからでしょう。
旧訳聖書のストーリーはこういう風に鹿嶋の中で新たな意味を持ってきました。
それは実感の伴う意味理解です。
それにつれて、聖書という書物に書かれていることへの鹿嶋の信頼は一層深まってきています。

(続きます)

                    


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4 コメント

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民を定住させられなかったのは (じゅんこ)
2007-02-01 02:30:26
お久しぶりです。春平太さんのご進言に従って近くの日本人主婦とスモールグループをしたかったのですが、その条件を満たすことは不可能なので、アメリカ人のご夫婦数組とスモールグループをさせていただいています。でもやはり私にはおっしゃるように日本語が向いていますのでお邪魔させていただきます。

私は、エホバは民を意図して定住させなかったとは考えられないんです。もし民がエホバに従っていたら、カナンへの道は最短距離で導かれたと思っています。遠い道のりになってしまったのは、エホバの意思ではなくエホバに従えない民に主を覚えさせ、主を恐れる信仰を持ってもらうための、主の憐れみだったと思います。

被造物の人は創造主と一緒にいることが、一番安全で平安でいられる。そのことを創造主ゆえにご存知ですから、なんとしても民に伝えたかった、知って欲しかった、、、それが結果として長い道のりと時間になってしまった。・・・と思うのは単純すぎる考えでしょうか?

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比類無き賜物 (鹿嶋春平太)
2007-02-02 10:23:55
じゅんこさんには、料理のレシピ作りという独特のたまものがあります。日本人主婦を集める力、お持ちと思います。
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You (じゅんこ)
2007-02-02 12:21:14
春平太さんは、本当にユーモアに長けたお方ですね。すっかりファンになってしまっています。いつでも手料理でお招きしたいと思っています。その際は、アメリカ人の友人御夫婦をお呼びしておきますので、食事の後、春平太さんのリーダーのもと、御一緒にスモールグループなど如何ですか?
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You are invited. (じゅんこ)
2007-02-02 12:23:54
タイトルを入力している途中で送信されてしまい失礼致しました。タイトルは、You are invited.でした。
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