鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

『バプテスト自由吟味者』を読む会(1)

2021年08月08日 | キリスト教の正しい学び方

フェースブックで「『バプテスト自由吟味者』を読む会」というグループを始めました。

これは小冊子ながら、非常に深い内容を持った重要な本です。

この内容を知ることが、日本に決定的に必要です。にもかかわらず、一定の助けを得て読み込まないと、理解が難しいです。

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その理解のために冒頭に「訳者解説」を長々と記した原稿を出版社に渡しました。

 だが、本が出来上がって読者の感想を聞くと、それでも説明が不足していることが、わかってきました。

それをなんとか補いたい、と願って、「読む会」のグループを始めたのですが、フェースブックをあまりやらない方もおられるようです。

そこで、このブログでもそれを掲載しようと思うに至りました。

愛読いただければ、幸いです。

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「バプテスト」というのは、キリスト教活動をする人々のグループ名です。キリスト教は「聖書(バイブル)」という教典を踏まえた活動ですが、その踏まえ方で教派が分かれるのです。

聖書には、実に多様な話が盛り込まれています。この天地が作られ、そこに人間が創られる話。その人間が悪魔にだまされる話。創造主(神)が、人間に守るべき戒めを下す話。二人の娘が家系を絶やさないようにと、父親の床に忍び込む話、まであります。

そのままでは理解できず、生きる糧にできないので、人間は話を整理し、「理解」を試みる。その整理・理解の仕方が様々に可能になるのです。聖書内容の多様性の故です。実際、通読してみると、驚異的に多様です。

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多様性に満ちた聖書の話を読み解く鍵は「全体観・世界観」をまず探ることにあります。その後、小さな出来事はその中に位置づけていくのです。

とはいえ、その世界観も、聖書には直接そのまま「こうですよ」とは書いてありません。
 
だから、人間はそれを、様々な関連聖句をつなげることによって、解読し浮上させなければなりません。
 
 そこで、そういう難しいことは、それにたけた人にやってもらって、我々一般人はそれを学ぶほうが現実的だ、という考えも出るでしょう。出るというより、これは大方の考えそうなことでしょう。
 
ところが、そうした解読を他者にゆだねないで、一人一人が自由に解読する、そして、独りよがりの迷路に陥らないために、数人の小グループをつくって、そこで、相互に個々人の解読を吟味しあう、という方式をとった人々もいた。
 
 これが「バプテスト自由吟味者」でした。

 

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