福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

アートマネジメント コーディネートで大切なこと

2016年10月10日 | アートタウンおゆみ野


アートタウンおゆみ野で企画したアートマネジメント講座
この日は、講師の石川清隆さんと、石川さんが仙台から招いてくださった千田祥子さんをゲストスピーカーにお迎えして、第2回目を開催しました。

今回アートタウンおゆみ野で企画したこのアートマネジメント講座は、期せずして少数精鋭の講座となり、働いている人も参加できるようにと夜間に開催しています。
会場も、公共施設だけではなく民間の身近な施設も使ってそれぞれの特徴を体感してみようと、今回はみんなの広場での開催となりました。
第3回は文化センターセミナー室に出向き、第4回はルールーリマ産のスタジオで開催します。

今回のテーマは、
「音楽×何かは無限大 景色・場所・人の広がりを求めて」
です。

千田祥子さんが、取り組んでこられたサウンドスケープについてのお話を中心にうかがいました。
サウンドスケープとは、「音を風景の観念でとらえ、その上で音を巡っての関係性に注目し、日常生活や環境の中で音を風景としてどのようにかかわっているのかを考える(ウィキペディアより)」ということのようですが、千田さんの実践では、ある音楽を演奏するための空間をちょっとステキなもので満たす・・・というようなことでしょうか。
一言で言ってしまうと簡単に聞こえますが、そこには、伝統や自然を大切にする思いが込められているように感じました。

この場所で音楽を聞いてみたい、演奏してみたいと思えるような場所との出会い。
音楽を楽しむために、食や光や装飾などを工夫して組合せる。
チラシのデザインに心を配り、手に取って楽しいものにする。

など、音楽とさまざまなものをコーディネートしてきた実践は興味深いものでした。

と同時に、これまで取り組んできたおゆみ野文化祭やまちカフェライブにおいて、意識はしていなかったけれどそれに近いような取り組みがあることに気づかされました。
それらを意識すれば、心の配り方も変わってくるはずです。

コーディネートするということは、ただ単につなげるのではなく、それぞれの個性を熟知して細心の配慮をしてこそうまくいく。
そう確信できたことは大きな収穫です。

講師の石川清隆さんもブログでアートタウンおゆみ野に関する記事を書いてくださいました。

次回第3回のアートマネジメント講座は、千葉市文化センターに出向きます。
10月18日(火)13:30~16:30 5階のセミナー室において、少し大きな規模の講座になります。
講師は、中川幾郎さん
テーマは
「地域をつなぐアートの力 芸術家じゃない「私」もできること」
です。



第4回は、再び夜講座です。
会場は、ルールリマさんのスタジオ。
どなたでも参加できますので、ご希望の方はお知らせください。

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