福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

木曽で過ごす

2018年04月29日 | 自然


ゴールデンウィーク前半は、木曽の三岳にある山小屋で過ごしています。
木曽に来ると必ず立ち寄るのが牧尾ダムです。
例年、4月下旬の牧尾ダムは桜が満開ですが、今年は既にほとんど散っていたのでダム湖の周辺を歩いてみました。
 

この春のダム湖は、御嶽山から注がれる水を豊富に湛えています。
 

ここから木曽川に注がれて尾張地方の飲み水となり、木曽川から愛知用水に流れて知多半島の農業用水となり、そこでできた野菜が全国に届き、私は千葉でこの水で育った野菜を口にしているのかもしれない・・・。
そんな巡り巡る因果を考えさせる力が、遠くにそびえる山々にはあるようです。

木曽の山中は芽吹きの季節です。
タラの芽やフキが、みずみずしく空を見上げ、枯れ葉を押しのけて顔を出しています。
  

人の多い平野で春を過ごし息切れ寸前で迎えたゴールデンウィークに、少々の苦みを加えながら新鮮な気持ちに引きもどしてくれる山野草。
もう少し、高い山と緑と花とせせらぎの音に囲まれて過ごしていたいと思います。


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