福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

こどものまちのスタッフ本物の議会制度を学ぶ

2015年07月28日 | 子育て子育ち


今日は、きぼーるから千葉市議会まで27人の子どもたちを引率しました。
こどものまちCBTのコアスタッフ27人です。
移動はモノレール。
子どもたちはモノレールに乗る機会はあまりないようで、みんなワクワクです。
したがって、引率は緊張します。
事故のないように、周囲に迷惑かけぬように、子どもたちのワクワクを消さぬように、と。


こどものまちCBTは、平成21年に始まって今年は8回目を迎えます。
毎年市長選挙を行い、子ども市長を中心にコアスタッフが継続的に話し合いを重ねて8月に3日間のまちを子どもたちの力で運営します。
今年は登録しているコアスタッフは100人で、そのうち約半数の50人前後が、常時会議に参加しています。
それを19歳以上のユーススタッフが支えています。

そのコアスタッフが、初めて大人社会の選挙制度や議会制度を学ぼうと、千葉市議会に勉強に行きました。
民主主義を支える制度である選挙制度や議会制度は、考えてみれば大人社会の中でもめっぽう複雑でわかりにくい制度です。
それを子どもたちのために、それも小学校3年生から高校2年生までの幅広い対象に対して、真摯に説明していただいた選挙管理委員会と議会事務局と、今回の企画を動かしてくれたこども未来局には感謝です。


さて、さりとて今日の話は子どもたちにとってはチト情報量が多すぎたようです。
いただいた資料を読み直し、CBTの仕組みに応用できそうな部分を抽出しなければ、と思っていたところ、高校生から
「今日の内容は参加した中高生で整理して、小学生に説明したい」
と、提案がありました。
こどものまちCBTに関わり続けて良かった!と感じる瞬間です。

それにしても小学生の子どもたち、難しい話をじっと聞いていました。
これも、神聖厳格な本会議場という場が持つ力なのかもしれません。

子どもたちの世界は遊びで成り立っていますが、本物に接する機会は時々意図的に作っていく必要があります。
そうでないと、遊びの発想も広がりません。
大人の役割はそこにあります。
だからと言ってホンモノを押しつけることではないのです。
その匙加減が、子どもの参画を目指すこどものまちに関わる大人の難しさであり工夫のしどころでもあります。

今年のこどものまちCBTは、8月21日から23日まで3日間、きぼーるで開催します。
小学校1年生から18歳まで参加できます。
仕事を選び、働き、通貨を使って遊んで食べてを繰り返しながら、まちに対して様々な提案を思いついていくようです。

大人のボランティアも募集しています。
関心のある方はご一報ください。

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