夏を紡ぐ

2012-08-01 17:04:25 | Weblog
太陽の蜜を吸うカブトムシ

夏の盛りを伝える向日葵

アスファルトにたなびく陽炎

ホースで入道雲に水を打つ

夜空に咲いた打上げ花火は、放射状に花開き
それからゆっくりと放物線を水面に映す

夜空の向こうには
デネブ、ベガ、そしてアルタイル

年に一度だけ織姫と会うために
飛べなくなった鷲は、白鳥の力を借りて
銀河を飛び越える

小麦色の肩に残る白いランニングシャツの跡

麦わら帽子、ラムネ、サンダル
は、何の3点セットだっけ?

蝉時雨
ニイニイ、ミンミン、カナカナと

その日暮らしのヒグラシが鳴き時雨

やがて、終わりを知る空蝉

夏が嫌いなくせして、夏が終わりに近づく度に呟く

Just a little more summer....と